国境の町に渦巻く陰謀の影。一人の男が、悪との対決に挑む!
ストーリー:メキシコ国境の小さな町で起こった車の爆殺事件。偶然にも現場を目撃したメキシコ政府の特別犯罪調査官ヴァルガス(チャールトン・ヘストン)は事件の捜査に乗り出すが、アメリカ側の担当者であるクインラン警部(オーソン・ウェルズ)はヴァルガスの介入を露骨に拒否する。しかし、上司の命令によりクインランはやむなくヴァルガスと共同捜査を開始する・・・。
出演:オーソン・ウェルズ、チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー、ジョセフ・カレイア、エイキム・タミロフ、マレーネ・ディートリッヒ、デニス・ウィーヴァー、ヴァレンティン・デ・ヴァルガス、モート・ミルズ、ヴィクター・ミラン、ジョアンナ・ムーア、ザ・ザ・ガボール、ジョセフ・コットン
★★★★★ この傑作が何故、呪われた映画となったのか?
冒頭の有名な長回しは、クレーン車で延々と移動して撮っている。じっと見ていると、一気に映画の中へ引き込まれていく。このシーンに限らず、ラッセル・メティの撮影が素晴らしい。仰角ショットが多用され、不安感を煽り立てていく。チャールトン・ヘストンがオープンカーを走らすシーンの疾走感、室内ロケシーンの完成度、サーチライトに照らされ怒鳴り上げるジャネット・リーの生々しさ等々、全ての画面に強度が
漲っている。登場人物全員が怪しく見える程、個性派揃い。脇役に至るまで、どのキャラクターも魅力的。この撮影と演出で、娯楽映画を傑作に仕立て上げたオーソン・ウェルズ改めて恐るべし。これが米国で不評となり、以後母国で撮れなくなるとは信じ難し。人間的な悪役を演じるオーソン・ウェルズは言うまでもなく、チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー、マレーネ・ディートリッヒ、エイキム・タミロフと役者は揃っている。特にディートリッヒ登場シーンが見事。モーテルでジャネット・リーが神経質そうなフロント係とやり取りするシーンや、ジャネット・リーが追い込まれていく畳み掛ける編集からは、否応無く『サイコ』を想起した。ヒッチコックはこの作品を観ていたのか。
作品の詳細
| 作品名:黒い罠 |
| 原作名:Touch of Evil |
| 監督:オーソン・ウェルズ |
| 脚本:オーソン・ウェルズ |
| 公開:1958年4月23日 |
| 上映時間:111分 |
| 制作国:アメリカ |
| 製作費:82万ドル |
| 興行収入:220万ドル |
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