コメディー

キートンのセブン・チャンス

キートンの傑作中の大傑作

ストーリー:内気なジミー(バスター・キートン)は恋するメリーになかなか求婚することが出来ない。さらに、親友ビリーと経営する会社も営業不振。そんな折、もしジミーが27歳の誕生日の19時までに結婚すれば700万ドルの遺産をうけとれる事がわかった。27歳の誕生日――それは今日だ!

出演:バスター・キートン、ロイ・バーンズ、ルス・ドワイヤー、ジーン・アーサー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ キートンの鮮やかな走りっぷりに感動

バスター・キートンは「笑わん殿下」などと呼ばれたが、その可笑しみは無表情にあるというよりも、生真面目さから来るものと感じた。その生真面目な可笑しさを醸し出す人が、突然超人的な動きを徹底して見せることが、喜劇王たる由縁なのだろう。この映画でも当初は、よくあるサイレント喜劇といった感じで、のんびりと始まる。キートン意外でも、弁護士役や黒人の使用人役の面々がコメディアン風の動きを挟み込んで来る。二台のクラシックカーが並走するシーンの移動撮影が見事。女性が花嫁衣裳で自動車、乗馬、自転車、ローラースケートにて移動するシーンが矢継ぎ早に登場し、映画の調子が一段上がる。そして過剰なまでに大勢の花嫁衣裳女性の集結があり、キートンと彼女たちの追跡劇が延々と続く。そのキートンの見事な疾走ぶりは、見ていて涙が出て来る程、美しい。キートンの逃げる先逃げる先に、女性達が涌き出すように出現するのが可笑しい。あっと驚くようなアクションが満載されているが、その行き着く先には、大小様々な岩石がこれまた過剰なまでに大量に落下して来て、女性達の追跡も蹴散らしてしまう。これでもかと駄目押しして来る、キートンの徹底したアクションを堪能。スラップスティック・コメディの極致美がここにはある。

作品の詳細

作品名:キートンのセブン・チャンス
原作名:Seven Chances
監督:バスター・キートン
脚本:ジーン・ハーベッツ、クライド・ブラックマン、ジョゼフ・ミッチェル
公開:1925年3月15日
上映時間:57分
制作国:アメリカ
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