それでも、愛してる
『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン主演で贈る、究極のすれ違いラブストーリーがここに誕生!
ストーリー:主人公のザック(デイン・デハーン)は、最愛の恋人のベス(オーブリー・プラザ)を不慮の事故により亡くし、悲嘆に暮れる。しかしあるとき、思いがけない奇跡が起きた。ベスが墓穴から這い出して、家に戻ってきたのだ!ザックは二度と無いチャンスとばかりに恋のやり直しを誓って、これまで以上にベスを大切にしようと努める。しかし次第にベスがゾンビとして成長していく姿にザックは戸惑い、お互いの心の距離が遠のきはじめる。そんなとき、親戚のエリカ(アナ・ケンドリック)に出会い、生身の人間に惹かれはじめるザック。しかし、ゾンビになりかけているベスは、それを許さなかった・・・。
出演:オーブリー・プラザ 、デイン・デハーン 、ジョン・C・ライリー、モリー・シャノン、シェリル・ハインズ 、ポール・ライザー 、アナ・ケンドリック、アリア・ショウカット
★★★★★ 泥沼なのにコミカルで、どこか切ないゾンビ映画です。
ある日青年ザックの前に、死んだ筈の恋人・ベスが突如現れるが、ゾンビと化していた彼女には徐々に異変が生じる、という内容です。冷静に観れば、全体的にかなりシビアな状況です。恋人を喪った悲しみがテーマになっていたり、段々恋人が豹変してしまったり、地域全体がとんでもない事になったり。ですが、キャラ達が妙に呑気な会話や、ドタバタ会話劇を繰り広げたり、徐々に凶暴になっていくベスのテンションが、かなり極端でコミカルな雰囲気になったりと、不思議と重苦しさを感じさせない作風になっています。ゾンビが好き好んで聴く音楽も、妙に和む雰囲気を作り出しています。その一方、ベスとは昔のように接していけないと痛感しながらも、ベスへの愛をくすぶらせているザックの姿は、何とも言えないやるせなさを感じさせます。泥沼な筈なのにコミカルで、愛する者を喪う切なさも描かれている点では、『ショーン・オブ・ザ・デッド』に共通するものがあります。こちらもお勧めですよ~。
★★★☆☆ オーブリーのコメディセンスが光る快作。
ゾンビと人が仲良くする話はそれだけでツボなのだが、ゾンビとなった恋人に執着する彼氏がデインならばさらにツボだと迷わず鑑賞。驚かされたのはゾンビ彼女、オーブリーのセンス。めっちゃ可愛いけど強くて臭い、そんなゾンビ萌え精神を正しく体現してくれている。そして映画内でのデレ演技と、コメンタリーでの無表情、そのギャップもカッコイイ!
ただ内容については苦言アリ。たしかに冷蔵庫を交えてのピクニックデートはせつなくてシュールで堪らないのだけれど、人間の可愛い幼馴染がこちらになびくなりゾンビ彼女に見切りをつける薄情さはいただけない。最悪だ。山の頂上で、ゾンビに荒らされる街を眺めながら、手を繋ぐ2人の後ろ姿でフェードアウトしてくれれば号泣できたのに。やっぱり人間が1番って結末なら、わざわざゾンビっていう題材を使わないでほしい。それが例え暗喩を孕んでいたとしても。ゾンビガールといい今作といい、もっとゾンビに恋愛権を!願わくば、最後までちゃんと、ゾンビと真面目にせつなく恋愛する映画が観てみたい。
★★★☆☆ しゃべれるゾンビ
毒ヘビに噛まれた彼女が一度は死んだが生き返りゾンビと化す様子が描かれたゾンビコメディ。その彼女ベスは恐らくファースト・ゾンビと言う設定だと思うがそんな事よりザックを演じたデイン・デハーンのおでこの広さの方がが気になってしまった。彼女が徐々にゾンビと化して行く様子は『スリーデイズ・ボディ』に期待していた内容そのものであったが
コメディタッチの本作はやや物足りなさが感じられた。しゃべれるゾンビとして、また人を襲わないゾンビとして新しいゾンビ像を描いていたが、何年も前に亡くなった人がゾンビと化し笑いを作ろうとしているところは稚拙でありなぜ局地的なゾンビ発生となったのか何の説明もないまま終わってしまった。
作品の詳細
作品名:ライフ・アフター・ベス |
原作名:Life After Beth |
監督:ジェフ・ベイナ |
脚本:ジェフ・ベイナ |
公開:アメリカ 2014年8月15日、日本 2015年5月16日 |
上映時間:89分 |
制作国:アメリカ |
製作費:240万ドル |
興行収入:25万ドル |
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