イタリア映画3大巨匠の一人アントニオーニが、究極の不条理世界を描いた問題作
ストーリー:人気写真家トーマス(デビッド・へミングス)は、ある公園で逢引をしている男と女(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)を撮影する。写真を撮られた事に気づいた女はネガを譲ってくれと家まで押しかけるが、トーマスは別のネガを渡す。ネガを現像すると、そこには逢引をしていた男の死体らしきものが写っていた。公園に行ってみると、はたして男の死体があった。しかし、トーマスが死体を撮影する為に再び公園を訪れると、死体は跡形もなく消えていた。すべてはトーマスの白昼夢だったのか?それとも・・・。
出演:デビッド・へミングス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、サラ・マイルズ、ジェーン・バーキン、ジョン・キャッスル、ジリアン・ヒルズ
★★★★★ 完璧に限りなく近い映画
洗練されたモダニズム。形状化された実体に対しての欲求によるニヒリズム。これに対しての一つの解答を提示してくれるエンディング。完璧に限りなく近い映画。
★★★★★ 何ともカッコいいポップな映像
この映画のストーリーは、売れっ子カメラマン(デビッド・ヘミングス)が公園で盗み撮りをした写真に死体が写っており、その夜公園に行ってみると確かに死体はあったが、翌朝再び公園に行くと死体は消えていたというだけのもの。ストーリーだけを見るとサスペンスがかっているが、この映画のテーマは60年代のポップカルチャー。映画が始まるとハービー・ハンコックのカッコいい曲とともに踊る女性が映し出され、続いてジープに乗ったパントマイム集団が走り回る。デビッド・ヘミングスが様々なモデルで撮影するサイケでポップな前半30分は圧巻(監督のアントニオーニがそのままヘミングスに乗り移った感じがした)。撮影した死体が現実のものか虚構なのかといったラストでは、冒頭に出てきたパントマイム集団のパントマイムによるテニスが上手くヘミングスの心情を表現しており面白い。サイケでカッコいい映像とノリの良さで2時間弱のこのアートな映画も短く感じてしまった。ところで、後半にライブをやっているバンドが出てくるが、これが何とヤードバーズ(ジェフ・ベックとジミー・ペイジのツインギター時代)。若き日のベックとペイジが観れるのもお宝か。
作品の詳細
| 作品名:欲望 |
| 原作名:Blowup |
| 監督:ミケランジェロ・アントニオーニ |
| 脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ、トニーノ・グエッラ、エドワード・ボンド |
| 公開:1966年12月18日 |
| 上映時間:111分 |
| 制作国:イギリス |
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