スリラー

五月の七日間

ヒッチコックのミステリー映画のごとき巧妙さで描かれる傑作ポリティカル・サスペンス!

ストーリー:アメリカ大統領(フレドリック・マーチ)の米ソ核軍縮条約案をソ連が受諾し、平和な国際情勢が続いていたが、ホワイトハウス前では反対運動や暴動が絶えなかった。米ソ間の平和条約など紙切れ一枚のことで、二枚舌のソ連はこの間にも軍事力を増そうとしている、それを阻止するためには大統領を失脚させ、軍事政権を樹立するしかない、そう考えるスコット将軍(バート・ランカスター)は徐々にスピーチで国民の心を掴む。その部下のケイシー大佐(カーク・ダグラス)は将軍とは故知の仲で信頼関係もあったが、偶然将軍の呼びかけで競馬賭博への参加を呼び掛ける暗号があることを掴む・・・。

出演:バート・ランカスター、カーク・ダグラス、フレドリック・マーチ、マーティン・バルサム、エドモンド・オブライエン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・マクレディ、ウィット・ビセル、ヒュー・マーロウ、リチャード・アンダーソン、アンドリュー・ダガン、ヘレン・クリーブ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 政治サスペンスの傑作

冷戦中で仮想敵旧ソ連が存在しているとはいえ、60年代の繁栄を享受するのほほんとしたアメリカの日常。そこから現れた何の変哲のない1つの競馬の予想から徐々に不穏な軍事クーデターへの疑いがサスペンスを生み出すこの脚本(ロッド・サーリング)が素晴らしい。映画は攻守それぞれの組織同士の情報戦へとなだれ込む。現在の娯楽映画ならアクション場面をどんどん盛り込む処が本作ではアクションが殆ど無いのがまた良い。どちらの立場の登場人物も大人。クライマックスの大統領の民主主義と平和についての演説も素晴らしい。酸いも甘いも噛み分けた叩き上げの大人たちが、一見すると青臭い理想主義を命がけで守ろうとするから感動を呼ぶのです。

作品の詳細

作品名:五月の七日間
原作名:Seven Days in May
監督:ジョン・フランケンハイマー
脚本:ロッド・サーリング
公開:アメリカ 1964年2月12日、日本 1964年4月24日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
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