事件は、ある人物に間違われることから始まった・・・
ストーリー:広告代理店で働くロジャー(ケーリー・グラント)は、おりしもキャプランという名前の人物を呼び出していたホテルのボーイを別の用事で偶然呼び止めたばかりに、その別人と間違えられて、見ず知らずの男たちに誘拐され、まるで身に覚えのない自白を強要された揚げ句、危うく殺されかかる目に遭う。さらに、殺人犯のぬれぎぬを着せられてしまった彼は、その後も次々と自分の身に降りかかるピンチをかいくぐりながら、必死の逃亡劇を続けることとなり・・・。
出演:ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン、ジェシー・ロイス・ランディス、レオ・G・キャロル、マーティン・ランドー、エドワード・ビンズ、ジョセフィン・ハッチンソン、フィリップ・オバー
★★★★★ 1959年製とは思えない色褪せぬ名作の一つ
映画を娯楽とすれば、本作はまさに快作といえ、ヒッチコック監督の中では一番で理屈抜きに楽しめます。C・グラントが危機的状況でもユーモアを忘れずどこか楽天的にみせる余裕の演技、対照的にJ・メイスンが静かで沈着冷静な敵役を深見ある声で説得性と迫力を与え、C・グラントとの駆引きもスリルがありました(特に競売シーンが印象的でした)。スリルとサスペンスにアクションも加わり、テンポ良い展開で一気に観れる1959年製とは思えない色褪せぬ名作の一つだと思います。
★★★★★ Mr.Kaplan.
オープニングの映像と音楽だけでも、この映画を見る価値は、絶対ある。肝心の中身ももちろん良い。ストーリー的には、不自然なところがあっても、気にさせることなく、映像で魅せてしまうところがやっぱり凄い。ラストのマウントラシュモアでの逃走劇なんかは、典型的な展開なんだけれど、息をのんでしまう。この場面の音楽にも、聞き惚れてしまう。ただ、他のヒッチコックの傑作と比べると、少し物足りなさを感じる。
★★★★☆ ヒッチコックと女優さん
冷静に見ると、美人なのかな?と疑問に思ってしまうのに、この映画のエヴァ・マリー・セイントはものすごくキレイに録られていて、さすがはヒッチコック!という感じでした。また、ソウル・バスによるNYの高層ビルを使ったタイトル・クレジットが素晴らしく、これから始まるサスペンスを盛り上げるのに、とても効果的でした。トウモロコシ畑のシーンやラシュモア山のシーンなど、ヒッチコックの集大成と言われている作品らしく、確かに面白い映画でした。個人的にはケーリー・グラントとエヴァ・マリー・セイントの電車でのやりとりシーンが好きです。
作品の詳細
作品名:北北西に進路を取れ |
原作名:North by Northwest |
監督:アルフレッド・ヒッチコック |
脚本:アーネスト・レーマン |
公開:アメリカ 1959年8月6日、日本 1959年9月26日 |
上映時間:136分 |
制作国:アメリカ |
製作費:430万ドル |
興行収入:980万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライムで視聴する(吹替版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |