『ラヴ・パレード』『モンテカルロ』に次ぐエルンスト・ルビッチ監督作品
ストーリー:恋とワルツの都ウインナにニキー(モーリス・シュヴァリエ)とよぶ陽気な近衛の中尉がいた。彼はもとより女に苦労はしなかったが、同僚が発見したキャバレーの管弦楽の指揮をしているフランジー(クローデット・コルベール)と出来合った。ニキーはある日ウインナに来訪した不老善富国団大公歓迎の際に、向かい側の見物人の中に混じっているフランジーを見つけると、場所柄も身分も忘れて笑いかけウィンクをした。偶然その時お通りの大公女アンナ姫(ミリアム・ホプキンス)は中尉が自分に笑いかけたと勘違いして柳眉を逆立てて立腹される・・・。
出演:モーリス・シュヴァリエ、クローデット・コルベール、ミリアム・ホプキンス、チャールズ・ラグルス
★★★★★ この監督さんのコメディはやはり面白い
エルンスト・ルビッチ監督と言えば、「街角 ピンクの店」を見てとてもコメディセンスの良さを感じ、その後も数々の作品を拝見した。「或る夜の出来事」も本当にハートウォーミングなコメディとして好きな一つです。実はこの作品でクローデット コルベールを初めて見て、この女優さんの親近感を感じさせる飾らないほわんとした雰囲気が好きになった。そして今回の作品も見事に笑いとセンチメンタルを織り交ぜたハートフルなコメディでした。ミュージカルコメディと言っても歌が中心というわけでもなく、最後まで内容として楽しむことが出来ました。出演者全ての方の持つコミカル演技も非常に豊かでこちらも思わず笑みがこぼれる程でした。とにかくただ楽しいだけのコメディではないところからルビッチの作品は好きです。
作品の詳細
作品名:陽気な中尉さん |
原作名:The Smiling Lieutenant |
監督:エルンスト・ルビッチ |
脚本:エルネスト・ヴァイダ、サムソン・ラファエルソン |
公開:1931年8月1日 |
上映時間:89分 |
制作国:アメリカ |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |