人間の苦悩と葛藤を浮き彫りにした名匠ビリー・ワイルダーの代表作!
ストーリー:売れない作家ドン(レイ・ミランド)は、本人や周囲の人々の懸命の努力も空しく、なかなか酒浸りの日々から抜け出すことができない。ドンは兄ウィック(フィリップ・テリー)や恋人のヘレン(ジェーン・ワイマン)の監視の目を盗んでは、アパートの部屋のあちこちにこっそり隠していたボトルから酒を隠し飲み、飲み代に事欠くと、メイドの給料にまで勝手に手をつけてしまうありさま。遂にアルコール依存症の矯正施設に担ぎ込まれたドンは、禁断症状から恐るべき幻覚と悪夢にさいなまれるように・・・。
出演:レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン、フィリップ・テリー、ハワード・ダ・シルヴァ、ドリス・ダウリング、フランク・フェイレン、フランク・フェイレン
★★★★★ さすがビリー・ワイルダー
『サンセット大通り』の巨匠ビリー・ワイルダー監督の名画。レイ・ミランド演じる主人公は強度のアルコール依存症である。彼を更正させようとする恋人や兄の苦悩も描きながら、ワイルダーはアルコール依存者の堕落と苦しみ、そして何よりアルコール依存者が社会のはみ出し者として周囲から扱われるさまを、見事に演出している。主人公を演じたレイ・ミランドも好演である。それまでタブーとされていたアルコール依存症の問題を社会にぶつけたワイルダーの力作である。
★★★★☆ アル中の作家を演じたレイ・ミランドが良い。
映画の中でアル中の人物は数あれど、アル中そのものをストレートに描いた物は珍しいです。酒を飲んでるのに禁断症状の幻覚が出るのは妙でしたが、寝ても覚めても酒しか頭に無く、徐々に身を滅ぼして行くさまが自分の身近にも同様の人がいるので他人事じゃなく身に沁みる物がありました。
作品の詳細
作品名:失われた週末 |
原作名:The Lost Weekend |
監督:ビリー・ワイルダー |
脚本:チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー |
公開:アメリカ 1945年11月16日、日本 1947年12月30日 |
上映時間:101分 |
制作国:アメリカ |
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