スリラー

原子怪獣現わる

レイ・ハリーハウゼン長編映画デビュー作にして、その名を世界に知らしめた特撮怪獣ムービーの大傑作!

ストーリー:歴史的な水爆実験を成功させたアメリカ。しかし、その衝撃で北極に眠る1億年前のティラノザウルスを蘇生させてしまう。原子怪獣となったティラノザウルスは、ついにニューヨークに上陸。都市機能を次々と破壊していくが、全身を放射能に汚染された怪獣をむやみに攻撃することはできない。原子怪獣によって崩壊していくニューヨーク。この都市を救う手段はいったいどこにあるのか・・・。

出演:ポール・クリスチャン、ポーラ・レイモンド、セシル・ケラウェイ、ケネス・トビー、ドナルド・ウッズ、リー・ヴァン・クリーフ、スティーブ・ブロディ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ リドサウルスが一番の魅力!

レイ・ハリーハウゼンの出世作ということもあり、ストップモーションによる、元祖”怪獣”リドサウルスの細やかな動きは、今なお色褪せない魅力があります。CG技術のない時代には、観客を映画の世界に引き込む為の技法として、ストップモーションが、当時最良の手段であったのだと思いますが、結果的にはそれがリドサウルスというキャラクターに永遠の命を吹き込むこととなり、今なお映画ファンの心を掴んで止まない要因になっているのだと思います。また、リドサウルスは設定上、元々恐竜ということなので無理に大き過ぎず、比較となる街並みや車などとの対比により、大きさを感じとりやすい点、設定が画づくりにうまく作用しているように感じられます。ともすれば、そのサイズ感から人類側の兵器によって簡単に倒されてしまいそうな気もしますが、迂闊に攻撃が取れない、とある理由を設けることによってそれを回避し、単なる巨大生物との差別化に加え、ストーリーに深みを与えている点は見事といえます。翌年、日本で公開されることになる「ゴジラ」へも多大な影響を与え、キング・コングから始まる巨大モンスター映画の歴史に大きな可能性を示した記念碑的作品とも言えるでしょう。大衆にオススメするには、やや古い映画ですが、この手のモンスター映画好きであれば、素直に楽しめる内容だと思います。

作品の詳細

作品名:原子怪獣現わる
原作名:The Beast from 20,000 Fathoms
監督:ユージン・ルーリー
脚本:ユージン・ルーリー、ルー・モーハイム、フレッド・フリーバーガー、ロバート・スミス
公開:アメリカ 1953年6月13日、日本 1954年12月22日
上映時間:80分
制作国:アメリカ
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