下町の花売り娘が言語学の教授に上流階級のマナーを仕込まれ、本物の淑女に生まれ変わる姿をロマンティックに描く
ストーリー:ロンドンの下町。花を売り歩いていた女性イライザ(オードリー・ヘプバーン )は、通りすがりの言語学教授ヒギンズ(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘され、彼の提案で訛りを矯正し、淑女になるための礼儀作法を習うことになる。ヒギンズの家に住み込みで生活しながら、厳しい指導を受けるイライザ。彼女はやがて、上流階級の貴婦人として競馬場に赴き、社交界に華々しくデビューするが・・・。
出演:オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン、スタンリー・ホロウェイ、ウィルフリッド・ハイド=ホワイト、グラディス・クーパー、ジェレミー・ブレット、セオドア・ビケル、モナ・ウォッシュボーン、イソベル・エルソム
★★★★★ こんな物語だったんですね!
貧しい娘を教育してレディに育てて恋が芽生えるという単純なラブストーリーかと思っていました。教授は嫌なやつなんですが、言葉で(イギリスの)階級をフラットにするという理念は持っている。でも自分自身の特権意識には気づいていないし、自立しているつもりでも親離れすらできていない。母親の方はとっくに子離れできている。イライザはもともと自立したいために上品に話せるようになりたかった。完璧なレディになったのは彼女自身なのに教授は自分の手柄に酔いしれることしかしない。それがいちばんの問題点だと言うことは教授以外の全員が気づいている。ラストシーンはこれから2人が結ばれるであろうことを暗示してはいますが、明確にしないところがいいですね。
作品の詳細
作品名:マイ・フェア・レディ |
原作名:My Fair Lady |
監督:ジョージ・キューカー |
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー |
公開:アメリカ 1964年10月21日、日本 1964年12月1日 |
上映時間:173分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1700万ドル |
興行収入:7200万ドル |
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