戦争への恐怖を隠喩的に描く、巨匠ジョセフ・ロージーの監督デビュー作!
ストーリー: 少年ピーターはロンドンの富裕な家庭に生れ、幸福な日を送っていたが、 やがて今次大戦の戦火はロンドンを襲い、彼は両親と別れて疎開先で不自由 な月日を過ごす。そのうちに両親からの音信が絶え、彼はアメリカ人の芸人にともなわれて渡米する。その芸人のおじいさんの取りなしでピーターは町の人と親しくなり学校に入って美しい女教師ブランド先生や級友たちと仲良くなる。だが学校で催された世界の戦災孤児救援のための衣服供出が行なわれた日ふとしたことから両親 の爆死を知り自分が哀れな戦災孤児だと判ってから、悲しさの余り彼の頭は戦争の恐怖 で一杯になる。そしてある朝、彼の頭髪は一夜にして鮮やかな緑色に変わってしまう・・・。
出演:ディーン・ストックウェル、ロバート・ライアン、パット・オブライエン、バーバラ・ヘイル、リチャード・ライオン、サミュエル・S・ハインズ、ドウェイン・ヒックマン
★★★★☆ 地味な映画だが、監督の思いが伝わる。
ある日髪の毛が勝手に緑色に染まってしまった子供が、ほかの子供からいじめられたり、大人たちに無理やり髪を切らされそうになったりする過程でいろいろ考えさせられる映画だった。監督はレッド・パージから逃れてイギリスに渡った方と聞くが、それを考えると、この映画を通して監督が言いたかったことがわかる気がする。
作品の詳細
作品名:緑色の髪の少年 |
原作名:The Boy with Green Hair |
監督:ジョゼフ・ロージー |
脚本:ベン・バーズマン |
公開:アメリカ 1948年11月27日、日本 1950年3月7日 |
上映時間:82分 |
制作国:アメリカ |
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