排斥運動が激化していた第二次世界大戦前の中国で、良心を貫く一等機関士の姿を描いたスティーヴ・マックイーン主演の戦争映画
ストーリー:1926年、中国。民族主義が台頭し、列強の支配を逃れようと外国人排斥の気運が高まっていた。中国各地ではデモが起こり、暴徒と化した民衆が外国人を襲い始める中、アメリカは揚子江沿岸の権益と人命、財産を守るために、砲艦サンパブロ号を駐留させていた。そんなある日、サンパブロ号にホルマン(スティーブ・マックイーン)という一等機関兵が着任する。彼は、砲艦が米海軍兵士と中国人たちとの共同支配下にあることを知り愕然とし・・・。
出演:スティーブ・マックイーン、リチャード・アッテンボロー、リチャード・クレンナ、キャンディス・バーゲン、マラヤット・アンドリアンヌ、ラリー・ゲイツ、チャールズ・ロビンソン、ギャビン・マックロード、マコ岩松
★★★★★ マックイーンの魅力
マックイーンの魅力が最も出た作品ではないでしょうか。この孤独で心優しい水兵は役ではなく彼そのものに見えます。序盤、河をさかのぼる客船の甲板で現地の子供たちと遊んでいるところをキャンディスバーゲンに見られて照れる場面や、ボロ船のエンジンをいつくしむように整備するところ、マコ岩松との交流など、味わい深いシーンが多いです。松田優作は太陽にほえろで、この映画のマックイーンの死に方を真似たのではないかと私は思っています。
作品の詳細
作品名:砲艦サンパブロ |
原作名:The Sand Pebbles |
監督:ロバート・ワイズ |
脚本:ロバート・アンダーソン |
公開:アメリカ 1966年12月20日、日本 1967年3月18日 |
上映時間:182分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1200万ドル |
興行収入:3000万ドル |
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