ドラマ

コックと泥棒、その妻と愛人

その情事はあまりにも危険。愛欲と食欲の限りなき陶酔!鬼才グリーナウェイが極彩色紡ぎ出す、衝撃の物語!

ストーリー:高級フランス料理店のシェフ、リチャード(リシャール・ボーランジェ)は、毎晩腕によりをかけた料理を作っていた。その料理を必ず食べにくるのが、泥棒のアルバート(マイケル・ガンボン)とその妻ジョージーナ(ヘレン・ミレン)。奪った大金をかさに横暴な態度を取る夫に嫌気がさしていたジョージーナは、一冊の本を携え食事にやってくる学者マイケル(アラン・ハワード)に目を留める。知性と孤独感を漂わせる彼に、彼女はたちまち夢中になるが・・・。

出演:リシャール・ボーランジェ、マイケル・ガンボン、ヘレン・ミレン、アラン・ハワード、ティム・ロス、キーラン・ハインズ、ゲイリー・オルセン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ グロテスクだけど美しい

ピーター・グリーナウェイ監督の作品としてはかなりエンターテイメントな方向性。ある高級レストランを舞台にグロテスクと美を絵画的な横スクロールで描写した愛憎劇。部屋毎に色彩全てを統一させた美術とジャン=ポール・ゴルチェの衣裳とのマリアージュ。マイケル・ナイマンの旋律と究極の“食”で胸焼け必須の展開にボナペティ!‬

★★★★★ グリーナウェイ最高傑作

シニカルなストーリーを極上の映像美で描くという、グリーナウェイお得意のパターンですが、ゴルチエの貢献もあって、映像美はパワーアップしています。英国式庭園殺人事件が、まだマイルドに映るほどです。この原色を背景に繰り広げられる暴力と背徳に満ちた毒々しいファッションショーは、グロテスクでもあり、究極に美しくもある。人を選ぶ作品ではありますが、本当にコスチュームが素晴らしいので案外女性向きかもしれません。ナイマンの音楽も抑制が効いていながら扇情的で、主人公の復讐劇を盛り上げています。映像、音楽、コスチュームがこれほどまでに調和して究極の美を具現化した作品も珍しいのではないでしょうか。どうしても、カニバリズムというショッキングな題材に注目が集まりがちですが、むしろテーマは気にせず映像を楽しむのも一興かと。

作品の詳細

作品名:コックと泥棒、その妻と愛人
原作名:The Cook, the Thief, His Wife & Her Lover
監督:ピーター・グリーナウェイ
脚本:ピーター・グリーナウェイ
公開:イギリス 1989年10月13日、日本 1990年8月4日
上映時間:124分
制作国:イギリス
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