豪華列車内で起きた不可解な殺人事件に名探偵ポアロ挑む!
ストーリー:1935年。イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っていたが、その中には名探偵エルキュール・ポアロ(アルバート・フィニー)の姿もあった。2日目の深夜、折りからの雪で線路が埋まり列車が立往生している中、ポアロの隣の客室にいたアメリカ人富豪ラチェットが体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見される。鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出したポアロだが・・。
出演:アルバート・フィニー、ジャクリーン・ビセット、アンソニー・パーキンス、マイケル・ヨーク、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、リチャード・ウィドマーク、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ウェンディ・ヒラー、ジョン・ギールグッド、ジャン=ピエール・カッセル、レイチェル・ロバーツ
★★★★★ 豪華!面白い!飽きない!
かなり昔の映画のはずですが、実に豪華です!オリエント急行!(キャスティングが、という訳ではなく、いやキャスティングも豪華らしいのですが、ショーン・コネリーくらいしかわかりません)なんでしょう、きっとテンポが素晴らしいのでしょうね!何度観ても飽きず、観るたびに作品の世界にどっぷり浸かることができます。演者も素晴らしいと思います、というのは誰一人として、不自然さや違和感がなく、演じているというよりドキュメンタリーのような、それくらい自然です。つまり人物一人一人が確かに描かれているということ、なんだと思います。尋問のシーンもユーモアそして緊張感があり、ポアロの謎解きのシーンではポアロのもったいぶった、大袈裟な振舞いがまったく嫌味なく、クライマックスから明るい大団円へ…特典映像の、制作にまつわるインタビューも大変興味深い内容です。最近のリメイクされた作品と比べると、こちらの方が品があり、華やかで、威厳があり、そして面白いです。
★★★★☆ これこそがエンタテイメント、そしてポアロ
ケネス・ブラナーによるリメイクを見て、あまりにつまらないので旧作を見直してみた。少なくとも、犯人を蹴り倒すポアロなどポアロではない、ということだけは間違いない。多くの人物が交錯する原作を映像として見せるのは非常に難しく、本作もどんでん返し、というショッキングなラストシーンというには演出的な追い込みが足りないとは思うのだが、1920年~1930年代を再現した豪華なセット、超一級の俳優を集めたキャスティングによる映像の重みでも十分に楽しめる。意味のない安易なアレンジが世界観を台無しにしているリメイクと比較してみるのもいいと思う。エンタテイメントの王道の見本。
作品の詳細
作品名:オリエント急行殺人事件 |
原作名:Murder on the Orient Express |
監督:シドニー・ルメット |
脚本:ポール・デーン |
原作:アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』 |
公開:イギリス 1974年11月21日、日本 1975年5月17日 |
上映時間:128分 |
制作国:イギリス |
製作費:140万ドル |
興行収入:3700万ドル |
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