トラウマを持つ女と彼女を愛した男
ストーリー:若き会社社長のマーク(ショーン・コネリー)は、秘書の求人に応募してきたマーニー(ティッピー・ヘドレン)に心奪われる。美しいブロンドと端正な横顔に見え隠れする、どこか病的な素顔。やがて彼女は金庫破りの常習犯であることが判明。しかし、マークは彼女を警察には渡さず、妻として迎え入れた。赤い色に怯え、男性に対して異常な恐怖心を示すマーニー。マークは彼女の過去に隠されたトラウマを探り、その呪縛から彼女を解き放とうとする・・・。
出演:ショーン・コネリー、ティッピー・ヘドレン、マーティン・ガベル、ダイアン・ベイカー、マリエット・ハートレイ、ブルース・ダーン、ルイーズ・ラサム
★★★★★ 緊張感のあるストーリー
単なるサスペンスに終わらない人情劇。ショーン・コネリーが愛する人を救うために様々な努力を尽くす姿に、いつしか応援する気持ちが湧いてきます。恋する男性にはわかる気持ちかもしれません。一気に引き込まれました。
★★★★☆ ピーピング・トム的な妙味
『白い恐怖』『めまい』などとも通底するサイコ・アナリスティックな一本。見ていて痛快でワクワクするという映画ではないが、自分の情動を抑えられない女性(当然美女でないとダメですが)を覗き見る。そのピーピング・トム的な妙味がある。そんな女性を優しく力強く見守り立ち直らせるのが、ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー。なるほど、ここは強そうな男優が必要だったんだなぁと思いました。成功作でなくとも、ヒッチ作品は見所が一杯。未見の方には薦められます。
作品の詳細
作品名:マーニー |
原作名:Marnie |
監督:アルフレッド・ヒッチコック |
脚本:ジェイ・プレッソン・アレン |
公開:1964年7月22日、日本 1964年8月29日 |
上映時間:130分 |
制作国:アメリカ |
製作費:300万ドル |
興行収入:700万ドル |
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