西部劇映画

スロウ・ウエスト

愛をとるか、賞金をとるか。荒野に生きるアウトローたちの生きざまを目に焼き付けろ!

ストーリー:1870年、スコットランドの貴族の息子ジェイ(コディ・スミット=マクフィー)は小作人の娘ローズ(カレン・ピストリアス)に恋をしていた。身分違いの恋に激怒したジェイの父はローズを追い出そうとするが、誤ってローズの父親に殺されてしまう。お尋ね者となったローズ父娘は逃亡の果てに、アメリカ西部コロラド準州に流れ着く。ローズの事が忘れられないジェイは父娘を追い掛け、開拓中の西部へと向かう。ジェイは、強盗に襲われたところを助けてもらった賞金稼ぎのサイラス(マイケル・ファスベンダー)を用心棒として雇い、一緒に旅をすることになる。サイラスは、ローズ父娘に2,000ドルの賞金がかけられている事を知り、父娘の行方を知っているジェイを利用しようとするが・・・。

出演:コディ・スミット=マクフィー、カレン・ピストリアス、マイケル・ファスベンダー、ベン・メンデルソーン、ロリー・マッキャン、エドウィン・ライト、マイケル・ウォーリー、アンドリュー・ロバート、マデレーン・サミ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 芸術性をねらいすぎたかな

映画は、上映時間も短く、話の展開もきわめてシンプルにまとめられています。 ただ、いい映画、芸術的にすぐれた映画を作りたいという製作上の強い思いがたぶんあったのでしょう、終始画面からそういう思いが感じとられ、観ていてちょっとシンドイ、というところがあります。はじめて西部に来て尋ね人をさがす、あまりにも一途でうぶなスコットランド貴族の男の子と海千山千の西部の荒くれ者の両極端の組み合わせで一種バディにするというのもやや発想的に安易というか、いかにもストーリーの展開を面白くするべく仕立てられたパタンかとも思えます。ところどころで観る者に衝撃をあたえる、ときに残酷なシーンもなんだか効果をねらった意図が透けて見えて、少々鼻白むところがないわけではありません。映画はスライドが切りかわるように画面が短いショットの連続で進行していきます。その進行のなかで、これもところどころ、リズムをつけるかのように画面いっぱいひろがる広大な荒野や畑を美しく映しながら。最後、自身がそうとは知らず引き起こした残酷な状況に時間差をともなって当の本人が気づくまでの何分間かは息をつめて観ることになりました。

作品の詳細

作品名:スロウ・ウエスト
原作名:Slow West
監督:ジョン・マクリーン
脚本:ジョン・マクリーン
公開:イギリス 2015年6月26日、日本 2016年7月17日
上映時間:84分
制作国:イギリス、ニュージーランド
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