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Ｌ・ニーソン主演で、緊迫した人間関係を息詰まるタッチで描いたドラマ

ストーリー：1975年、日常的に爆弾テロや殺人事件が頻発していた北アイルランド。16歳の少年アリスターは報復テロを命じられ、仲間の少年3人とともに敵対する組織の一員であるジムという青年を殺害するが、その場に偶然居合わせたジムの弟ジョーはこの惨劇を目撃する。それから三十数年後、ともに悲しい過去のトラウマを心の奥に抱えたアリスターとジョーは、和解をテーマに掲げたTV番組の収録で運命の対面を果たすことになるが・・・。

出演：リーアム・ニーソン、ジェームズ・ネスビット、アナマリア・マリンカ、マーク・ライダー、ケヴィン・オニール、ジェラルド・ジョーダン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　加害者、被害者遺族の心理

アイルランド紛争の頃の話。テロリストで加害者のアリスターが、殺人の罪の重さに耐えられず、被害者の弟に和解を求める話。重いテーマですが、加害者、被害者遺族の心情をうまく描いていると思いました。もちろん脚色してあると思うので、実際はもっと深いかもしれません。どちら側も、長年苦しんでいるのは辛そうでした。

★★★★☆　骨太サスペンスの秀作

アイルランド紛争のさなか、兄を殺された男とそれを実行した男のその後の姿を通して、テロリズムがもたらす終わりのない不毛を浮彫りにした社会派サスペンスの秀作。それぞれの立場で運命のしがらみを背負ってきた二人が、番組の企画で対面するまでの揺れ動く心情と、ある出来事がきっかけとなって互いに苦しみから解放されてゆく姿をスリリングに、時に痛みを覚えるような冷徹な視点で真正面から描かれている。積年の憎しみがもとで、被害者がたやすく加害者になってしまう不条理を、善悪で単純に振り分けられない歴史的背景の不協和音として、見る者に痛切に訴えかけてくる骨太の説得力は出色の出来栄えと言っていい。

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