コメディー

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

マルチバースとカンフーで世界を救う!全人類未体験のアクション・エンターテインメント!

ストーリー:経営するコインランドリーの税金問題、父親の介護に反抗期の娘、優しいだけで頼りにならない夫と、盛りだくさんのトラブルを抱えたエヴリン(ミシェル・ヨー)。そんな中、夫に乗り移った“別の宇宙の夫”から、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と世界の命運を託される。まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ!カンフーの達人の“別の宇宙のエヴリン”の力を得て、今、闘いが幕を開ける!

出演:ミシェル・ヨー、ステファニー・スー、キー・ホイ・クァン、ジェームズ・ホン、ジェイミー・リー・カーティス、タリー・メデル、ジェニー・スレイト、ハリー・シャム・ジュニア

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 面白い以上に凄い、そして良かった。個人的には、かなり刺さった

夫婦でコインランドリーを経営している冴えないおばさんである主人公は、忙しい最中にマルチバースの別の自分がやらかした失敗に対処出来る唯一の存在として、突然マルチバースを巡る戦いに巻き込まれていき、その中で別の可能性世界の自分を通し、敵と戦いながら自分の人生を見直す事になる。別の自分の力を使ってパワーアップと言う設定は、ジェット・リーの「ザ・ワン」を彷彿とさせるが、本作では別バースの自分の人生を通して主人公が、冴えない自分の人生の価値に気付いていく中で人間的にも成長していく様が描かれていく。その中でマルチバースを通して周囲の人々を含め視聴者も見えている世界が変わっていき、見終わった後は「何者にもなれない平凡な自分」の事が、今までより少し好きになれる、かもしれない・・・そんな、メッセージ性が強めで「平凡」な人ほど刺さり、感動させるパワーを感じた。テーマ性も面白いのだが、次々と現れる刺客との攻防が描かれる中盤のバトルも見所抜群で、基本設定として「奇行」をすると強くなる設定があるのだが、画面の全員が奇行しているのには変な笑いが出た。また、こういうマルチバース物だとメインの世界以外はあまり深く描かないか、描いても悪い結末や放置と言う作品が多い印象があったが、登場する殆どのマルチバースを主人公が救おうとする展開や設定上、演出上の仕掛けは本当お見事。かなり好きな作品となった。

作品の詳細

作品名:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
原作名:Everything Everywhere All at Once
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
脚本:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
公開:アメリカ 2022年3月25日、日本 2023年3月3日
上映時間:140分
制作国:アメリカ
製作費:1400万ドル
興行収入:1億4000万ドル
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