クリント・イーストウッドが描く真のマッチョ(強さ)。あなたの価値観を変える、感動がここに。
ストーリー:アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイク(クリント・イーストウッド)は落馬事故以来、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)をメキシコから連れ戻してくれと依頼される。男遊びに夢中な母に愛想をつかしていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。今、マイクは少年とともに、人生の岐路に立たされる・・・。
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ドワイト・ヨアカム、ナタリア・トラヴェン、フェルナンダ・ウレホラ、オラシオ・ガルシア・ロハス、アナ・レイ
★★★★☆ 粋でほのぼのメキシコが好きになる
名優であり名監督、年をとっても飽きさせない。アメリカ人とメキシコという設定なのに、なぜか粋な江戸っ子を思わせるようなクリント・イーストウッドの渋さ。派手さはないけど、とてもいいですね。この人の映画をまだまだずっと見たいです。
★★★★☆ 極めて地味な映画です
誰の人生も、光に溢れた時間から地味な時間に変貌します。老いる宿命の人間は、かつてのマッチョであり続けることはできず、力は、もっと人間的な、心に根を持つものに変わります。その地味な時空にある慈しみやふれあい、それが人間的な力なのではないか?この作品はイーストウッドがたどり着いた「人間の定義」であるように感じます。作品は極めて地味ですが、何か、小さな棘が心に残ります。イーストウッドの問いかけでしょう。
作品の詳細
作品名:クライ・マッチョ |
原作名:Cry Macho |
監督:クリント・イーストウッド |
脚本:ニック・シェンク |
公開:アメリカ 2021年9月17日、日本 2022年1月14日 |
上映時間:104分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3300万ドル |
興行収入:1600万ドル |
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