オーストラリアの田舎町を舞台に繰り広げられる、ミステリアスなラブ・ストーリー
ストーリー:精神分析医のサム・フランクス(ガイ・ピアース)は15歳の時、幼馴染みのシルヴィを故郷の湖で失ってしまった。遺体は見つからなかった。2人の触れ合いの中で一番のお気に入りは“言葉あそび”だった。サムはその事件以来、感情を抑制して生きていた。ある日、父親が亡くなり、サムは事件後初めて故郷の町へと戻った。ある嵐の夜、サムは増水した川に落ちた女性を助けた。彼女は、サムが故郷へ戻る列車の中で出会ったルビー(ヘレナ・ボナム・カーター)と名乗る謎めいた女性だった。ルビーは事故の影響で記憶を失ってしまう。サムは“言葉あそび”で彼女の記憶を取り戻させようとするが・・・。
出演:ガイ・ピアース、ヘレナ・ボナム・カーター、ピーター・カーティン、フランク・ギャラチャー、リンドリー・ジョイナー、ブルック・ハーマン、ドーン・クリングバーグ、マーゴット・ナイト
★★★★★ 繊細な美しさに満ち満ちた作品
シーンシーンの絵の美しさが素晴しい。青空と星空。人生は儚く脆い。自然は悠久の時を淡々と刻む。牛の誕生シーンの美しさ。願いが叶う流れ星から突如暗転する人生。人生は淡々と過ぎ行く。
★★★☆☆ 詩のように素敵な映画でした。
前半のサムとシルヴィの織りなすロマンチックな雰囲気がステキです。でも後半は、物語が幻想的すぎる気がして、
どうも心に響きませんでした。私にはルビーが消えてしまうあの最後が良く分からなかったのです。いくら成仏したからといって、服だけ残す必要があるのでしょうか。とはいえ美しく叙情的な映像、透明感ある音楽、詩のように繊細な世界に浸れる映画でした。ちなみに心に残ったセリフ「感情を隠すと魂の成長の防げになる。そのうち人生に立ち向かう魂の羽ばたく音も聞こえなくなるぞ」
作品の詳細
作品名:記憶のはばたき |
原作名:Till Human Voices Wake Us |
監督:マイケル・ペトローニ |
脚本:マイケル・ペトローニ |
公開:2002年9月12日 |
上映時間:101分 |
制作国:オーストラリア |
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