キューブリック監督になりすました男の、本当にあったウソのような話
ストーリー:1990年代ロンドン。バーで、レストランで、スタンリー・キューブリックと名乗る男が現れては、「次の映画に起用しよう」と人々に声をかける。あの有名なキューブリック監督!?喜んだ人たちは彼に酒をおごり、ディナーの勘定を持ち、当座の金を都合する。だがその正体は、アラン・コンウェイ(ジョン・マルコヴィッチ)なるアル中で同性愛者の、キューブリックには似ても似つかぬおじさんだった。誰もが不審に思いながらも、ハリウッドを舞台にセレブが登場するゴージャスな「騙り」に酔いしれる。しかし、ろくに映画も知らないコンウェイの化けの皮が剥がれるのは時間の問題だった。ついにマスコミや警察に押しかけられ、パニックで昏倒したコンウェイは病院に運ばれるが、そこで下された診断は・・・。
出演:ジョン・マルコヴィッチ、ジム・デヴィッドソン、ジェームズ・ドレイファス、テレンス・リグビイ、マーク・アンバース、ピーター・ボウルズ、ウィリアム・フットキンス、マリサ・ベレンソン
★★★★☆ キューブリックに成り済ました詐欺師の実話
イギリスに実在したキューブリック成り済ましたアラン・コンウェイという詐欺師の実話だそうです。マルコヴィッチが詐欺師役なので、と言うか、実際に劇中のような穏やかな語り口調であったからなのか、嘘をつき、人をだましたのはいけない事なのだけど、どこか憎めない・・・(笑)キューブリックとは似ても似つかない風貌であったらしいが、1990年代と言うと、今の様なボタン一つで何でも検索出来る時代でもなく、疑いはしても確信も無く、キューブリックだと言われるとセレブ達はホイホイ騙されてしまったのだろう。アラン・コンウェイ自身、同性愛者で、しかも映画の知識等詳しくも無く、ニューヨークタイムズの関係者により正体を暴かれるが、精神を病んだフリをし、病院送り。その後も罪に問われる事無く自宅で1998年心臓発作で死亡。一方、本物のキューブリックは翌年1999年没。詐欺師の死の、たった3か月後である。製作総指揮、リュック・ベッソン。監督や脚本は生前のキューブリック作品に携わった方々だそうです。キューブリック作品が好き。マルコヴィッチも好き。それなら一見の価値ありですよ♪
作品の詳細
作品名:アイ・アム・キューブリック! |
原作名:Colour Me Kubrick:A True…ish Story |
監督:ブライアン・クック |
脚本:アンソニー・フルーウィン |
製作総指揮:リュック・ベッソン |
公開:フランス 2006年1月4日 |
上映時間:86分 |
制作国:イギリス、フランス |
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