SNSをきっかけに注目の的となった高校生。始まりは「1通の手紙」と、思いやりの「嘘」だった
『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが贈る、感涙ミュージカルが映画化
ストーリー:エヴァン・ハンセン(ベン・プラット)は学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナー(コルトン・ライアン)に持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「心の声」が書かれた手紙。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、彼が持っていた〈手紙〉を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は両親に留まらず周囲の心を打ち勇気を与え、SNSを通じて世界中に広がっていく。思いがけず人気者になったエヴァンは戸惑いながらも充実した学校生活を送るが、〈思いやりでついた嘘〉は彼の人生を大きく動かし、やがて事態は思いもよらぬ方向に進む・・・。
出演:ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ドダニ、コルトン・ライアン、ダニー・ピノ、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア、デマリウス・コープ、リズ・ケイト、アイザック・コール・パウエル
★★★★★ 孤独だった少年がついた嘘
まず、「みんな幸せ!やったね!」なハッピーエンドが好みの方には向いていません。かと言って、モヤモヤしたり胸糞な終わりでもないと思っています。人と上手く関われない、家族とも噛み合わない孤独を感じる少年がついた嘘は、沢山の人たちを励まし、心を動かします。けれど嘘はどうしたって嘘。それによって手に入れた、また人に与えた幸せは崩れる時がきます。何より楽曲が素晴らしい。ストレートに「みんなの周りには友達がいる!」と言った言葉が出てきたときは、そんな簡単な…と思いながらも、そんな簡単なことが難しい世界、世の中なんだなと劇場で泣きました。いろんな人たちの思いがきちんと尺に収まっていると感じられました。また観たいなと心に残った作品です。
作品の詳細
作品名:ディア・エヴァン・ハンセン |
原作名:Dear Evan Hansen |
監督:スティーブン・チョボスキー |
脚本:スティーブン・レヴィンソン |
公開:アメリカ 2021年9月24日、日本 2021年11月26日 |
上映時間:137分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2700万ドル |
興行収入:1900万ドル |
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