ミュージカル

歌え!ロレッタ愛のために

C&W界のスター歌手、ロレッタ・リンの半生をつづった愛と感動のドラマ

ストーリー:ケンタッキーの田舎町で炭鉱作業員の娘として生まれ、貧しいながらも温かい家族愛に包まれて育ったロレッタ(シシー・スペイセク)。そんな彼女は、戦場帰りの青年ドゥーリトル(トミー・リー・ジョーンズ)と出会って相思相愛の仲となり、両親の許しを得て15歳で結婚。19歳で4児の母となったロレッタは結婚記念日に夫からギターをプレゼントされる。子どもたちを相手にギターを奏でて歌う彼女の姿を見て、ドゥーリトルは妻を歌手デビューさせようと懸命に売り込みを図るが・・・。

出演:シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ、ビヴァリー・ダンジェロ、レヴォン・ヘルム、フィリス・ボーエンズ、アーネスト・タブ、ボブ・ハンナ、ビリー・ストレンジ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 何から何までカントリー

実在するカントリー歌手ロレッタ・リンの生涯を描く伝記映画。ロレッタはこれまでに160曲、アルバム60枚を発表しているカントリー界の女王。カントリー界で最も多く受賞した女性歌手である。そのロレッタを演じるのはシシー・スペイセク。彼女を支える旦那を若き日のトミー・リー・ジョーンズが演じる。邦題が凄いが、原題は「Coal Miner’s Daughter」。炭鉱夫の娘という意味で、これは彼女の代表曲のタイトル。スペイセクが凄い。彼女の才能が爆発している。第53回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したのも納得だ。とにかく彼女の歌声。吹替無しで彼女が熱唱しているのだが、何とも言えないキュートでスモーキーな歌声。絶妙なかすれ具合がとても魅力的だ。日本では馴染みの薄いカントリーだが、本作を観ると、その優しく素朴な歌は心に染み渡る。ギターを持ってマイクの前に立つスペイセクが可愛い。決して美人ではないが、彼女には魔法のようなオーラがある。『キャリー』でもそうだったが圧倒的な存在感がある。そして観る者を味方につける優しげな微笑み。不思議な魅力を持った女優である。夫役のトミー・リー・ジョーンズも素晴らしい。軍隊帰りの不良青年から中年になるまでを違和感無く演じている。ロレッタとはたくさん喧嘩をするが信頼できるパートナーである事が伝わる。2人は別れてしまうのかと感じさせるシーンがあるが、その後ロレッタが精神的に参ってしまった時に優しく手を差し伸べるのは夫。夫婦も良いもんかもしれん。ゴージャスなラブソングではなく、どこにでもあるような日常を切り取って歌うカントリー。本作はまさにカントリーミュージックそのものといえるかもしれない。アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされたのも頷ける。大袈裟なドラマでは無いが、心に響く優しい物語がそこにはある。

★★★★☆ とても感動しちゃった。

これはカントリー・ミュージックスターのロレッタ・リンの半生を描いた映画で小さな炭鉱町に生まれた女の子がやがてカントリーミュージックの女王になるまでの物語なのだが、女性ロックスターの赤裸々で荒々しい見ていて辛くなるような自伝映画とは違って、もうちょっと穏やかな視点で描かれているのでしみじみと胸を打つ作品に仕上がっており、とても感動しちゃった。わたしはカントリーには全然興味が無かったので彼女のことはまったく知らなかったのだが、映画の中で彼女の歌を聴くと歌詞はシビアなんだけど、のどかで懐かしいリズムでね早速アマゾンに注文しちゃった。ロレッタを演じたシシー・スペイセクは「キャリー」しか見たことがなかったんだけどこんな良い作品にも出演していたのね。この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したらしい。夫を演じたトミー・リー・ジョーンズも若くて格好良かった。好い映画でした。

作品の詳細

作品名:歌え!ロレッタ愛のために
原作名:Coal Miner’s Daughter
監督:マイケル・アプテッド
脚本:トム・リックマン
公開:アメリカ 1980年3月7日、日本 1981年6月6日
上映時間:125分
制作国:アメリカ
製作費:4200万ドル
興行収入:1億8800万ドル
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