いわれなき罪による投獄生活。父の恐れ、痛み、祈りが、いま心に響く
ストーリー：1974年、ロンドンでIRAのテロによる爆破事件が起き、その犯人としてアイルランド人の不良青年ジェリー（ ダニエル・デイ＝ルイス）や、その父親ジュゼッペ(ピート・ポスルスウェイト)らがいわれなき罪に問われ、投獄されてしまった。獄中から無罪を訴える運動を続ける父。しかしジェリーはシニカルに、そんな父を見つめるのみだったが・・・。
出演： ダニエル・デイ＝ルイス、ピート・ポスルスウェイト、エマ・トンプソン、ジョン・リンチ、ビーティ・エドニー、マーク・A・シェパード、ドン・ベイカー、コリン・レッドグレイヴ、ジョン・ベンフィールド、サフロン・バロウズ
★★★★★ 冤罪に対する怒りが胸に迫る
主人公の性格と、当時の時代背景、アイルランド問題と家族の想いなどが絡み合って、じわ〜と心に染み込んでくるような映画です。一般の人々が権力者の都合で冤罪を着せられる。観て行くに従って権力側への怒りが込み上げ、心臓の動悸が高まるのを感じました。多くの方のレビューを参考になさってください。お勧めの映画です。俳優さんの演技力も素晴らしい。ぜひご覧になってください。
★★★★★ 人生で一度は観るべし。
英国法曹界の汚点となった事件を題材にした映画。IRAによるテロが頻発していたとはいえ、無実の罪によって投獄された、アイルランド人親子と彼らを支えた弁護士の物語。親子とは？与えられた人生とは？法のあり方とは？色々な観点での疑問を提起してくる、まちがいなく名作と言える作品。人生で一度は心して観るべし。
作品の詳細
| 作品名：父の祈りを |
| 原作名：In the Name of The Father |
| 監督：ジム・シェリダン |
| 脚本：ジム・シェリダン |
| 公開：アイルランド 1993年12月12日、日本 1994年4月16日 |
| 上映時間：133分 |
| 制作国：イギリス、アイルランド |
| 製作費：1300万ドル |
| 興行収入：6500万ドル |
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