キリストのタブーに挑んだスキャンダラスな物語。ついに解禁!
ストーリー:21歳の青年エルビス(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、海軍を退役し、まだ見ぬ父デビッドに会うためにテキサスの小さな町を訪ねる。しかし今は裕福な牧師として妻子とともに新たな生活を送るデビッドにとって、突然現れた息子は汚れた過去を象徴する存在だった。拒絶されたエルビスは、父の娘すなわち自らの妹である16歳のマレリー(ペル・ジェームズ)に接近する。二人の禁じられた関係は人知れず深まり、デビッドが築いた完璧な家庭に、不吉な波紋が広がり始める・・・。
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ウィリアム・ハート、ペル・ジェームズ、ポール・ダノ、ローラ・ハリング
★★★★★ 本当の罪の王とは?
復讐を遂げたガエルではなく、牧師でありながら偽善者の父こそが罪の王の名にふさわしいのでは?と思ってしまった。彼が保身のためにガエルを黙殺する冷淡さもさることながら、長男が失踪した後は手のひらを返したようにガエルを息子として受け入れ、妻の悲しみや無念には一片の気遣いも見せない身勝手さには、呆れてしまった。この作品、テーマは「偽善」だろう。角刈りのガエルは、美しい。歪んだ愛情や、禁断のエロスを演じさせたら彼の右に出るものはない。見応えのある問題作。
★★★★☆ ミステリアスなガエルに注目!!
ガエルが最後まで一体なにを考えているのかがわからなかったところが非常にコワい!復讐という目的のためなら何だって実行する彼。相手の懐に入り込んだあと、実は・・・という展開が世の中で一番怖いものではないでしょうか。牧師の娘との関係も、あのラストを想定しての行動だったなら、本当に彼の復讐心は凄い。復讐のためならここまで人はなんでもできてしまうのか??一種松本清張的なストーリーでした。
作品の詳細
作品名:キング 罪の王 |
原作名:The King |
監督:ジェームズ・マーシュ |
脚本:ジェームズ・マーシュ |
公開:アメリカ 2006年5月5日、日本 2006年11月18日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
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