ドラマ

ゴッド・オブ・バイオレンス

神が与えた、殺しの免罪符

ストーリー:旧ソ連時代。政府に追われた犯罪者たちが住む危険地域、リバーバンク。部族の尊厳と掟を重んじる祖父クジア(ジョン・マルコヴィッチ)に育てられたコマリ(アーナス・フェダラビキアス)は、兄弟のように育ったガガーリン(ビリアス・タマラビキアス)とともに掟や武器の扱い方を学んでいた。ある日、彼らは政府の運搬車から物資を盗もうとするが、作戦は失敗。ガガーリンはコマリを守るため、政府の人間をナイフで刺し、刑務所に送られた。それから長い時間が経ち、出所したガガーリンはリバーバンクへと戻るが、金のためには手段を選ばない彼と部族の掟を守るコマリとの間には、少しずつ亀裂が生じ始めていた・・・。

出演:ジョン・マルコヴィッチ、アーナス・フェダラビキアス、ビリアス・タマラビキアス、ピーター・ストーメア、エレノア・トムリンソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 残酷で痛ましいけれど…

小説とはストーリー展開が異なる部分があるので、予告編を見た時はためらいましたが、原作「シベリアの掟」の世界観を損ねることなく映像化されていて、良かったです。肉体を傷つける場面もあり、残酷で痛ましいのですが、夏や冬、暗闇を流れる川の映像も美しく、最後には微かな救いもあって、何か浄化作用のようなものがあったようにも思います。英語ではなく、ロシア語で見たかったので、星を一つ減らしました。

★★★☆☆ よくまとまった完成度の高い作品

青春マフィア映画と呼べる作品だと思います。なにか派手なアクションや度肝を抜かれるストーリー展開といったものはないが、スタンダードに観てる人を裏切らない作品です。また背景、人物ともに随所に美しい映像が観れ、グッと映画の中に引き込まれます。主演女優の方の愛くるしい演技が素晴らしく、すぐに感情移入してしまいました。義理や掟、友情などかなり男臭い映画ですが、癖のないストーリーで多くの人が楽しめる映画だと思います。

作品の詳細

作品名:ゴッド・オブ・バイオレンス/シベリアの狼たち
原作名:Deadly Code
監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
脚本:ガブリエレ・サルヴァトレス
公開:イタリア 2013年2月28日
上映時間:110分
制作国:イタリア
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