白黒つけるのは、私
ディズニー史上最も悪名高きヴィランの誕生秘話
ストーリー:パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラ(エマ・ストーン)は、反骨精神と独創的な才能を活かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店に潜り込む。そんなある日、エステラは伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスと出会い、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へ染まっていく・・・。なぜ少女は悪名高き“ヴィラン”<悪役>に変貌したのか・・・。
出演:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザー、ジョン・マクリー、エミリー・ビーチャム、マーク・ストロング、カイヴァン・ノヴァク、カービー・ハウエル=バプティスト、ジェイミー・デメトリウ
★★★★★ 全てにおいてセンスを感じる映画!
映像、脚本、ストーリー全てが素晴らしい。話のテンポが良く、色んな展開が次々に訪れるので見てて全く飽きません。脚本がしっかりしているので、腑に落ちない部分は全くなく、主人公のエステラに共感しながらスト―リーを追うことができます。70年代ロンドンの世界観と出てくる衣装のどれもがオシャレで、特にクルエラが着こなすファッショナブルなパンクな衣装は見ているだけで楽しくなれます。こんなにも見た後に、満足感と高揚感を感じ、服を買いたくなる映画はないかも知れません!笑。クルエラが登場する、原作の『101匹わんちゃん』を知らなくてもほぼ100%楽しめると思います。私も原作の話をほとんど知りませんでしたが大満足でしたし、大好きな映画になりました。クルエラというヴィランの誕生を描いたパンクはじける傑作映画です。ぜひ!
★★★★★ 主人公になったクルエラ
主演エマ・ストーンの演技がとりあえずすごい。悪役特有の高笑いや含み笑いが理想のヴィランでした。序盤で謎だった事柄を終盤で徐々に明らかにしていく伏線を回収するシーンがテンポ良くて非常に見やすい作品だと思った。また原作のアニメや他実写化への繋がりや関連も多くみられ、101匹わんちゃんが好きで全作見てる人が見ると、ひとつずつパズルを埋めていくような感覚が面白い。過去作品との関連性をよく考えて作られていると感じた。しかし、ここからは超個人的な好みの話しになってしまうが、私は完全な悪のクルエラが好きだったので、本作のクルエラは大変素晴らしかったが別のクルエラとしか見れなかった。私の中のクルエラは本当に革を剥いで美しいコートを纏う。
★★★★☆ スタイリッシュディズニー
ロンドンを舞台にスタイリッシュにモードに描かれたディズニー映画。ここ数年のディズニーは、時代に合わせたイメージの転換を粛々と進めているように感じる。かつては、王子に守られる助けられるプリンセス像がディズニー映画の象徴であったし、社会においての男女の関係性や恋愛結婚感もまさに同じ価値観がマジョリティになっていっただろう。ディズニー映画は、価値観を形成される幼少期から見れるが故に責任重大だ。そういった今までのイメージ対して、この映画はまさに自立した社会と戦う女性が主役だ。性別ではなく1人の人間としてのドラマ。ディズニーにはそういう映画をドンドンと産み出して欲しい。
作品の詳細
作品名:クルエラ |
原作名:Cruella |
監督:クレイグ・ガレスピー |
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ |
公開:アメリカ 2021年5月28日 |
上映時間:134分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1億ドル |
興行収入:2億3300万ドル |
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