ラブ・コメディ

ワンダーランド駅で

すれ違いを繰り返すふたりの男女が出会うまでを描いたラブストーリー

ストーリー:看護師のエリン(ホープ・デイヴィス)は同棲していた恋人にフラれたばかり。配管工のアラン(アラン・ゲルファン)は、海洋生物学者を目指して猛勉強の毎日。恋に臆病な二人の唯一の共通項はワンダーランド駅行きの通勤電車。駅で、水族館で、カフェで何度もすれ違うのに、お互い気づかないまま。絶えず漂う”恋の予感”とは裏腹に、二人は出逢えそうで出逢えない。そんな時、エリンの前に優しくロマンチックな男性が現れた。エリンとアランは運命の二人なの?それとも・・・。

出演:ホープ・デイヴィス、アラン・ゲルファン、フィリップ・シーモア・ホフマン、カーラ・ブオノ、ホセ・ズニーガ、サム・シダー、キャリー・ソーン、ジミー・ティングル、ホランド・テイラー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 大人の恋愛映画

10代の頃に見てずっと記憶に残っている映画です。その時はあまりいい映画とは思えなかったけど、何故かふとした時に思い出すことがあって十数年ぶりにレンタルしました。燃え上がるような恋でもないし、ただ普通に生きている男女が紆余曲折を経て出会う、それだけなんですけど、観終わったあとに暖かさがじんわりと胸に染み込んでいくのを感じます。恋愛に夢を持てないちょっとやさぐれた主人公のエリンと誰に対しても優しく誠実で、でも器用貧乏なアラン。幸せになってほしいな、と思える2人が出会いその後の幸せを予期させるラストシーンは、いくつもの恋愛を経験した今だからこそ感動できるのかもしれません。

★★★★★ 心地よい休日に

天気の良い休日に芝生が広がる公園のベンチで、大切な人と何も考えずにただただ気持ちよく座っている、そんな心地よさを連想させる作品です。全編を通してBGMとして流れるボサノヴァがそうさせるのかもしれません。ボサノヴァのリズムと共に、ある男女がすれ違いながらも少しずつ少しずつ近づいていき、そして巡り会うことになるコメディータッチの恋愛映画です。私はこの作品を観て以来ボサノヴァが大好きになりました。本作品のサウンドトラックもとてもおすすめですよ。

★★★★☆ 出会いは運命。でも大事なのはその後の関係の築き方。

本作は、男女関係について描いた佳作です。「愛」は人類永遠のテーマです。人は一人で生きられるのか。主人公は、映画の冒頭で付き合っていた男性にフラれた後、友達に「自分は一人でも生きていけるし、寂しくない」と強がりますが、実際は寂しくてしょうがないのです。数人がバーで運命について話しているときのセリフがとても印象に残りました。『どう出会うかは大した問題ではない。大事なのは、出会った後の二人の関係をどう続けていくかだ。』出会いは運命です。しかし、それがきっかけになったとしても、二人の関係を築いていく過程は、決して運命ではないのです。主人公の寂しい女性役がぴったりとはまっているホープ・デイビス。彼女はどんな運命に翻弄されるのでしょうか?運命の助け!!を借りて、自力で幸せになる努力をしないと、幸せなんて簡単に手に入るものじゃないんです。

★★★☆☆ 地味です

地味な映画です。結婚適齢期の女性の心情を結構丁寧に、リアルに描いてはいた。ただ、リアルな分、どうしても地味になってしまう。 ちなみに主役2人も地味顔。その辺、味付けとして度重なる2人のニアミスとか、マンボウを出してきたりしてはいるんだけど、補えず。こういう映画には会話シーンが重要になってくると思いますが、それもたいしたことないからでしょうか。平凡な2人が、平凡な会話をしてるのを観ても・・・。 ということで、映画的な魅力はあまり感じられない作品でした。

作品の詳細

作品名:ワンダーランド駅で
原作名:Next Stop Wonderland
監督:ブラッド・アンダースン
脚本:ブラッド・アンダースン
公開:アメリカ 1998年8月21日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
製作費:100万ドル
興行収入:340万ドル
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