ゾンビムービーの新たな金字塔ここに誕生!
ストーリー:世界が謎のウィルスに感染して4ヶ月。イギリスでは生き残った陸軍部隊が、ゾンビとの絶望的な戦闘を続けていた。その様子を憑りつかれたようにビデオに撮り続ける従軍カメラマンのジョーンズ。だがある夜、ゾンビの大群に襲撃され基地は壊滅。何とか脱出したジョーンズたちは、安全といわれるオランダを目指して東海岸に向かう。だが、彼らの敵はゾンビだけではなかった。狂気に侵された人間たちとの明日なき戦い。そして更なる絶望が、彼らを待ち受けていた・・・。
出演:フィリップ・ブロディ、アリックス・ウィルトン・リーガン、ロブ・オールドフィールド、ヴィッキー・アライコ、トビー・ボーマン、ヒラム・ブリートマン
★★★★☆ ★4以上だが★5までは至らず…惜しい。
前作『エスケイプ・フロム・リビングデッド』もそれなりに楽しめましたが、今作も技術的には大差ないものの、内容は幾分改良されており、興味深く観ることができました。前作もそうでしたがゾンビ映画に不可欠な終末感・絶望感といったものをきっちりと感じ取ることができ、人間同士の醜い争いにもしっかり焦点を当てているあたり、かなりロメロ作品に影響を受けていることも窺えます。惜しむらくは、やはり映像の制作技術面ですね。POV方式を採用していますが、夜間のゾンビの襲撃・戦闘シーンが暗くて何をしているのかがほとんどわかりません。また物語上は照明を落として暗視カメラで撮っている、という場面が多く、現場は真っ暗闇のはずなのに俳優はフツーに視界があるような演技をしてしまっています。さらにオチが描かれる一番大事なラストシーンの部分が登場人物がほぼ全滅してしまったためか、それまでの流れを無視して急に普通の客観撮り映像になってしまうという、誰が撮ってんの?状態に陥ります。まあ、超低予算作品でしょうからそういった粗もあるにはありますが、それでもロメロ作品が好きな人はそこそこ楽しめると思います。
★★★☆☆ 普通です。
これが、1990年代に出されていたら相当高評価でしょうが、内容がゾンビものなので出尽くしてます。終わり方は『猿の惑星』みたいだけど、予想内。ただ、ゾンビ好きならこのDVDはまだ良いほうです。
作品の詳細
作品名:ゾンビ・クロニクル |
原作名:World of the Dead: The Zombie Diaries 2 |
監督:マイケル・バートレット |
脚本:ケビン・ゲイツ |
公開:イギリス 2011年6月24日 |
上映時間:88分 |
制作国:イギリス |
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