深い悲しみを胸に抱くベトナム帰還兵“ランボー”が、己の怒りと戦いの歴史にカタをつけるために帰ってきた・・・
ストーリー:軍事政権の暴挙に世界の注目が集まるミャンマー。軍による少数民族への迫害が激化する中、ランボー(シルヴェスター・スタローン)は淡々と生きていた。ある日、少数民族を支援するボランティア団体の女性、サラ(ジュリー・ベンツ)が彼の前に現れる。彼女の情熱にうたれたランボーは、彼らを目的地まで送り届ける。しかし、数日後、ランボーに届いたのはサラたちが軍に拉致されたとの報せだった・・・。
出演:シルヴェスター・スタローン、ジュリー・ベンツ、マシュー・マースデン、グレアム・マクタヴィッシュ、レイ・ガイエゴス、ジェイク・ラ・ボッツ、ティム・カン、マウン・マウン・キン、ポール・シュルツ
★★★★★ 有終の美を飾った最終作。戦争とは何なのか?
第2,3作目で娯楽に傾けた天秤を、見事第一作の方向に戻してまとめ上げた物語。この戦場にはどこにも正義はなく。ランボーは中心で戦うヒーローとして描かれてはいない。世界で行われている虐殺の原状、それに対する医師団の志と、その効果の薄さ。争いが争いを呼び、多くの命が失われる現実、後半のシーン、女性が恋人を探し回ることで、近い距離での争いの凄惨さを描き、ランボーを中心に据えず、機銃斉射させることで、遠景からみると善悪のないただの殺し合いに見えるさまを描く。憎き敵を倒して爽快ともみえるが、反撃する側もまた凄惨な死を与えている事には違いはなく。殺しのグロさを両者均等に描くことで戦争はヒロイックファンタジーではなく単なる殺し合いとして映し出されていると感じた。争いは、引き目で見れば無駄な事。そうランボーは悟ったのだろうか。最後の締めくくりからそう感じた。そして、1作目に果たせなかった目的を果たし幕を閉じる。良いまとめになったと思った。
★★★★☆ 死の描写は凄まじいよ!
『ダイ・ハード』といい『インディ・ジョーンズ』といい、また『ランボー』といい、オヤジが頑張っている映画には元気を分けてもらってます。ジャングルの中を必死で走るランボー。いや、オヤジすげーよ!今回のこのランボー、「怒りの脱出」、「怒りのアフガン」と比べると、規模が小さくなったというような印象があります。話自体はもう勧善懲悪まっしぐらみたいな感じで、悪党に1人で立ち向かっていくランボー!と思いきや、傭兵の仲間が何人か。ランボーの活躍どころはほぼ終盤の、ジープに備え付けてある機関銃を奪ってから。ここからが相当にスゴイ。とにかくドドドド撃ちまくり、敵兵蜂の巣でスプラッター状態。最初から残酷描写に妙に力入っているなと思っていたら、ここに来てさらに磨きがかかるとは。娯楽で楽しむには少々キツイ演出なのですが、リアルに近づけるとこうなるんだろうな・・・。
★★★☆☆ ランボー+5人の傭兵
とにかく凄まじいアクションの連続であっという間に見終わりました。目を背けたくなるシーンが確かに多いですね。僕自身見ごたえがあったのは捕らえられた傭兵たちがランボーの攻撃で一斉に反撃に出るシーンでした。
作品の詳細
作品名:ランボー/最後の戦場 |
原作名:Rambo |
監督:シルヴェスター・スタローン |
脚本:シルヴェスター・スタローン |
公開:アメリカ 2008年1月25日、日本 2008年5月24日 |
上映時間:91分 |
制作国:アメリカ |
製作費:5000万ドル |
興行収入:1億1300万ドル |
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