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少女は、純粋で残酷な怪物になる・・・

ストーリー：19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリン(フローレンス・ピュー)。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく・・・。

出演：フローレンス・ピュー、コズモ・ジャーヴィス、ナオミ・アッキー、クリストファー・フェアバンク、ポール・ヒルトン、ゴルダ・ロシューベル、アントン・パーマー、レベッカ・マンリー、フルール・フーディク

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆　19世紀イギリス社会の一面

ホラーでもないのに観ているあいだ、加速度的に怖さと嫌悪感が増していく。あらすじ詳細にあるようなヒロインのキャサリンの変貌にではなく、舅、夫、男の使用人たち、教会の牧師など出てくる男たちに対してである。こんな環境で暮らしていればキャサリンの方がまともだと思えてきて、そのふてぶてしさに感心ともエールともつかない感想を持ったが、途中からは暴走する奔放な彼女にも共感できなくなりモヤモヤしたまま終了。17才でこの精神力を持つ彼女のバックボーンというか生い立ちがもう少し知りたかった。それなりのシーンはあったがハラハラする展開と肢体のたくましさに官能美はあまり感じられず。19世紀後半の英国の田園屋敷、インテリア、ドレスなどは見ごたえがあったが、当時の女性の社会的地位や厳しい抑圧をみるとこちらまで息が苦しくなるような感覚を覚える。勝手にオースティンのような牧歌的雰囲気を期待していたがまったく異質の作品だった。

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