人知を超えた怪物の怒りが轟くメディカルホラー!
ストーリー癌に侵されたドクター・ウォルトン(エド・ローター)指揮の元、結成された「プロメテウス計画」チーム。選りすぐりの医者達が集められたその研究所では、法律や倫理に背いた人体実験が日夜行われていた。病気で苦しむ母親の治療費のためエリザベス(ティファニー・シェピス)は医者としての将来を捨て、新たに研究チームに加わる事を決意する。寝る間も惜しみ研究に没頭していた彼女はある日、心臓細胞の再生を促す血清の開発に成功する。一度鼓動を止めた心臓が血清の投与により再び鼓動を始めた。成果を上げられた事に喜ぶエリザベスだったがその時、研究所内で細胞や臓器提供のために集められている提供者の一人が自殺しているのが発見される。事態の収束のため、エリザベスはまだ実験段階の血清の人体への投与を決行し、心臓の再生を試みた・・・。
出演:エド・ローター、ルイス・マンディロア、ティファニー・シェピス、スコット・アンソニー・リート、パティ・ティンドール、マヤ・ストージャン
★★★★☆ 怪物という言葉を聞いて何を思うのか
問題はそこにある。人間の本質は、3大欲求にあると言われますが、結局のところ欲望しか持ってないのです。何かが欲しいといういわば欲しがりの化物が人間です。そんな化物が進化したのなら、このような作品のような怪物となるのは至極当然でしょう。人を超えるとは化物が理性をなくすのですから。超能力のお話でキャラクターが苦悩する理由は主に理性があるからです。感情というものに支配されて苦しむのです。ですが、このディビッドという生き返ったものは人間の形をした何かです。人間であって、人間でないもの。そこには理性はないです。インプットされたものを行う機械のようなものです。もしも世界がこのように死を操るようになれば、それこそモンスターだらけになると思われます。
★★★☆☆ ありきたり、ではない
法律や倫理に背いた人体実験の行き着く先は?序盤から中盤にかけては、まぁまぁ想像できる。しかしそこから先の展開は、想像の斜め上に向かって突き進んでいきます(笑)人には誰しも「予想のできない展開」を望む心を持っていると思いますが、あまりに予想外だとついていけませんね・・・とはいえ、もう少し煮込んでいたら良作になっていたんじゃないか?という不思議な魅力を持った作品として心に残りました。
作品の詳細
作品名:怪物 モンスター |
原作名:The Frankenstein Syndrome |
監督:ショーン・トレッタ |
脚本:ショーン・トレッタ |
公開:アメリカ 2011年6月5日 |
上映時間:90分 |
制作国:アメリカ |
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