ホラー

ジェーン・ドウの解剖

ジェーン・ドウ・・・この<身元不明の死体>に メスを入れてはならない

ストーリー:ベテラン検死官トミー(ブライアン・コックス)は、同じく検死官の息子オースティン(エミール・ハーシュ)と遺体安置所を営んでいる。ある嵐の夜、警察から緊急の依頼が入る。それは、謎の惨殺事件の現場から全裸で見つかった身元不明の美女“ジェーン・ドウ”の死体の検死解剖だった。通常の検死だと思われたが、メスを入れ解剖を進めるにつれ、体内が焼かれ切断されているなど、異常な状態が判明。やがてあり得ない物の数々が体内で見つかり、起こり得ない現象が次々と発生、衝撃と戦慄が走る。外は暴風雨、通信も途絶えていた。隔絶され、閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖が始まる・・・。

出演:エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス、オフィリア・ラヴィボンド、マイケル・マケルハットン、オルウェン・ケリー、ジェーン・ペリー、パーカー・ソウヤーズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 陰鬱な雰囲気を醸し出す独特の世界観と斬新な映像。

アンドレ・ウーヴレダル監督によるスタイリッシュな変わり種の恐怖映画(2016年製作、英・米合作)。一般市民があまり出入りしない閉ざされた空間、遺体安置所「検死室」という舞台を最大限に活かし、次々と起こる不可解な現象と襲い掛かってくる呪いの連鎖を斬新な切り口で見せる異色ホラー。身元不明の美女の死体解剖を行なった検死官親子が遭遇する戦慄の恐怖体験を描いた作品。「ツイン・ピークス」以来の美しい女性の遺体(オルウェン・ケリー)が登場する。物語前半はミステリータッチのスリラー、後半は超自然的なオカルト・ホラー。観る者を幻惑させ、思わず引き込まれてしまうリアルな死体解剖シーン、映像構成、巧妙な脚本、多彩な音響効果、繊細な描写力、及び力技でねじ伏せる怪奇現象の迫力ある演出が効果的。絶望的な状況に陥ってしまうストーリー運び、怪談のように背筋が寒くなる演出効果も垣間見れる。未知の世界へ迷い込んだ恐怖を感覚的にどう受け止めるかという観点から評価が分かれる作品。

★★★★★ 最初から最後まで面白い

物語は一家惨殺事件の現場から始まります。そこで発見された、地下に埋められていた一家とは無関係の女性の遺体。外傷もないこの女性の遺体解剖から、物語は徐々に不穏な気配を漂わせます。よくある脅かし系ではないですが、じりじりと恐怖が迫って来て、続きが気になる映画です。前半は解剖シーンがあるのでグロいですが、後半はグロさもないのに、ひたすらハラハラしながら鑑賞しました。序盤からラストまで飽きさせることなく物語が展開し、ラストまで気が抜けない映画です。映画で公開されたかも知らない作品でしたが、レンタルDVD屋でよく見るB級映画とは違って映像もしっかりしていますし、見せ方が上手です。一度鑑賞してみて損はないと思います。

★★★★☆ じわじわくる恐怖がたまらないホラー映画の良作

事前情報なしで観ました。良くありがちな検死から事件の真相をうんぬん、ってサスペンス系の映画かと思って観ていたら、途中から段々と違和感が。サスペンスが何でこんなに怖いんだ・・・と。中盤あたりでホラー映画だと気がついた時には、もう相当怖い思いをしておりました。グロやビックリばかりの海外産ホラー映画は、正直あまり怖いと思ったことはないのですが、この映画は国産ホラーに通じる、精神的にじわじわくる「想像させる恐怖」が非常に巧みで、見えないドアの外や、聞こえるはずのない音、理解不能なものを突きつけられる展開が、本当に怖かった。特に「チリン」が最初に聞こえたシーンは泣きそうなくらいビックリでした。間違いなく近年のホラー映画の中で良作の部類にはいる作品だと思います。ただ、ひとつ気に入らなかった点といえば、最後に真実を全て明かしてしまった点。ネタバレは避けますが、なぜあの現象は起こったのかを淡々と説明したおかげで、後半からラストにかけて恐怖が持続しませんでしたね。謎は謎のままで終わった方が個人的には好みだったかも知れません。

作品の詳細

作品名:ジェーン・ドウの解剖
原作名:The Autopsy of Jane Doe
監督:アンドレ・ウーヴレダル
脚本:イアン・ゴールドバーグ
公開:アメリカ 2016年12月21日
上映時間:86分
制作国:アメリカ、イギリス
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