ドラマ

ヴィーナス

『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督がピーター・オトゥールを主演に迎えて描くヒューマンドラマ

ストーリー:70代の英国人俳優モーリス(ピーター・オトゥール)。若い頃は数々の浮き名を流した人気スターも、いまや回ってくるのは端役ばかり。私生活でも妻と別居し独りで暮らすモーリスにとって、人生の輝きはすっかり過去のものとなっていた。そんなある日、モーリスは俳優仲間のイアンのもとにやって来た彼の姪の娘ジェシーと出会う。乱暴な口を利き、無作法きわまりないジェシーだったか、モーリスは若くて美しい彼女に年甲斐もなく心とき、めかせてしまう。そして、ジェシーに手を焼くイアンに乞われて、何かとジェシーの相手をするモーリスだったが・・・。

出演:ピーター・オトゥール、レスリー・フィリップス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、リチャード・グリフィス、ジョディ・ウィッテカー、ブロンソン・ウェッブ、キャサリン・ブラッドショー、アシュリー・マデクウェ、ケリー・シャーリー、アンドレア・ライズボロー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 名優の演技を堪能

ピーター・オトゥール、レスリー・フィリップスそしてヴァネッサ・レッドグレーヴ!それぞれがカッコ悪い老人としてリアルに登場し、若い姪の登場という事件を通して、思いのほかのカッコよさを発揮していく・・・。プロットは単純そうだが映画の魅力はそう単純ではなく、DVDでディテールを見直して感心しきり。ロンドンのロケーション効果もリアルさに貢献しており、これだけの品格ある演技を堪能できる作品はめったにない。老人映画なのだがその枠を超えており『映画』好きにはお勧め。隠れた名編。

★★★★☆ 死を意識した老人が 奔放な娘を愛したとき・・・

若いころから快楽を求めてきた。家庭も捨てた。そんな老俳優が、親友の姪の娘に惚れる。人間は誰でも年をとる。それは否むことはできない。若さ故のあぶなかしさをもつ娘。その娘を見る老俳優の目は優しい。年をとるということ、そして死を目前にしたときの人間の行動。それをとりまく人々のかかわり。そして何より、”愛”老人の愛は、エロスからアガペに昇華している。

★★★☆☆ どこを一番伝えたいのか

年を取り落ち目になった老人俳優二人の友情。自堕落な若い女の再生。男は年を取っても性欲には勝てない。若い女にずさんに扱われ昔の本当の愛を思い出す。死んでこそ若き日の栄光が戻ってくる。祖父と孫ほどに歳の離れた男女のユーモラスな会話。普通よりは短いこの映画に沢山のメッセージが込められていて脚本はよく練りこまれているなと感じました。でもどこに注目すればいいのか、どこを一番語りたいのかがわからなくて困りました。一番強調したい部分をもっと強く表現してほしかった。

作品の詳細

作品名:ヴィーナス
原作名:Venus
監督:ロジャー・ミッチェル
脚本:ハニフ・クレイシ
公開:アメリカ 2007年1月26日、日本 2007年10月27日
上映時間:95分
制作国:イギリス
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