マジメな恋が噓の始まり
天才喜劇作家オスカー・ワイルドが手掛けた、カン違いとハプニングが巻き起こすキュートなラヴ・コメディ!
ストーリー:真面目な紳士で通るジャック(コリン・ファース)は田舎暮らしに退屈する度、架空の弟“アーネスト”を名乗りロンドンの社交界で遊び回っていた。そして出会った大貴族の令嬢グウェンドレン(フランセス・オコナー)と恋に落ちてプロポーズ。しかし彼女から承諾したのは“アーネスト”という名の男と結婚する運命だからと告白され、本当のことが言えなくなってしまう・・・。
出演:ルパート・エヴェレット、コリン・ファース、フランセス・オコナー、リース・ウィザースプーン、ジュディ・デンチ、トム・ウィルキンソン、アンナ・マッセイ、エドワード・フォックス
★★★★★ たのしい
正直言うとあまり期待しないで見ましたが、とても楽しいお話と、期待以上に素敵な映像でした。ドタバタの中にも品があるのは、俳優さんたちのせいでしょうか。コリンファース見たさで購入したのですが、歌も聞けてなんだか楽しかったです。
★★★★★ 超豪華
ラブコメディーなんだけど品のよい作品。リース・ウィザースプーンは可愛いけどグウェンドレン役フランシス・オコナーが素敵でした。コスチュームも超豪華。特にジュディ・デンチの派手さには目を見張る。コリン・ファースとルパート・エヴェレットはさすがにおじさんになったけど、正装がよくお似合いで、いかにも上流階級といった感じ。二人のウィットに跳んだ会話や歌が楽しい。個人的にこの作品の嬉しい収穫は、アルジー(ルパート・エヴェレット)の執事レイン役のエドワード・フォックス。『ジャッカルの日』を観て以来、きっとこんな老人にと想像したとおりの素敵な老紳士におなりでした。
★★★★☆ アレンジには賛否両論かも
なかなかです!ワイルドの最高傑作ともいわれる『真面目が肝心』(The Importance of Being Earnest)を原作とした映画です。原作のワイルドの聞いてる人を煙に巻くような、無茶苦茶な台詞を結構きちんと押さえており好感が持てます。しかしこれは逆にいえばストーリーの理解を妨げる台詞ともいえるので、映画としては功罪半々というところでしょうか。ただし完全なワイルドの『真面目が肝心』の映画化かといえばさにあらず、結構なアレンジが加えられており、「アーネスト」という名前の循環の結末なども微妙に変更されています(ハッピーエンドなのは変わっていませんが)。この辺りは賛否両論でしょうが、私としては上手く纏めてあり結構楽しめました。映画だけ見た方には原作も、原作だけ読んだ方には映画をお薦めしたくなる、そんな良作です。
作品の詳細
作品名:アーネスト式プロポーズ |
原作名:The Importance of Being Earnest |
監督:オリバー・パーカー |
脚本:オリバー・パーカー |
公開:アメリカ 2002年5月17日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:1500万ドル |
興行収入:1700万ドル |
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