アニー賞9部門に輝く、少年とロボットの友情を描いた感動作!
ストーリー:メイン州の小さな港町。9歳の少年ホーガースは、森の中でとっても人なつっこい鋼鉄の巨人“アイアン・ジャイアント”を発見する。自分が何者かも知らないアイアンは巨大な体を持て余した赤ん坊そのもの。たちまちホーガースはアイアンと友達になり、ママに内緒で家の車庫にかくまうが、巨大ロボットを目撃したという噂が広まり、ついには政府のエージェントが派遣されてくる。ホーガースは変わり者のディーンと協力して、アイアンを守ろうとうするが、彼はただのロボットではなく、恐ろしい破壊力を秘めた戦闘兵器だったのだ!
★★★★★ アメリカの良心が映したロボットアニメ
時は冷戦時代のアメリカ。すべては宇宙から来た未知のロボットと一人の少年の出会いから始まります。アメリカ映画らしく、古き良き時代の母子家庭の生活が、ユーモアを交えながらも丁寧に描かれています。そこにロボットを追う政府のエージェントが表れたことで、田舎町で静かに暮らす人々の生活が大きく変わります。未知のロボットの存在がもたらしたのは、見えないもの、知らないものへの恐れであり、その恐れは少年も含めすべての人を飲み込もうとします。冷戦の狂気と愚かしさの原因が、恐れと迷いにあったことをこの映画は見事に描いています。恐れるとき人は簡単に敵意に支配されてしまいます。しかし、敵意の裏にあるのは、誰かを(自分を)守りたいという思いでもあります。そして、そこに希望の芽もあって、素直な心でものごとを見ることを忘れなければ、敵意を乗り越えることができる。予定調和的な終わりにも見えますが、アメリカが自らの過去の過ちにも触れながら描き出した結末には、他の娯楽映画にはない感動と説得力があります。
★★★★☆ 意外や意外!秀作。
ロボットと少年の交流を描いた作品。アニメ映像は、日本の水準からすれば、今一歩。しょぼいです。でも、見てると、気にならなくなります。この作品に限らず思うのですが、確かにジブリの映像は美しいです。だからと言って、ストーリーが大事であるのは、変わりません。ストーリー第一、映像はやはり、その次です。ストーリーは、ETなどで、使い古されたテーマです。アニメであるせいか、ややロボットがメカしていず、やや、ビミョーなところもあります。なのに、見てると、泣けます。感動します!どこがどうなのかはわかりませんが、感動作です。掘り出し物!といった感じです。おススメです。
作品の詳細
作品名:アイアン・ジャイアント |
原作名:The Iron Giant |
監督:ブラッド・バード |
脚本:ティム・マッカンリーズ |
公開:アメリカ 1999年8月6日、日本 2000年4月15日 |
上映時間:86分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7000万ドル |
興行収入:3100万ドル |
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