ドラマ

レニー・ブルース

その声は夜のしじまをふるわす魂の叫び!その言葉は全米を突き刺す鋭い刃! 

ストーリー:自らの生い立ち、人種偏見、政治不信・・・すべて剥き出しにして笑い飛ばしていくブルース(ダスティン・ホフマン)。その姿勢は私生活でも変わらず、妻との不和は時に暴力を呼び、互いにボロボロになるまで傷つけあって離婚。ますます麻薬に依存するようになった彼は、聴衆の支持も失い、やがて・・・。

出演:ダスティン・ホフマン、ヴァレリー・ペリン、ジャン・マイナー、スタンリー・ベック、ゲイリー・モートン、ガイ・レニー、ラシェル・ノヴィコフ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 世間へのメッセージを叫び続けた男

攻撃的なトークで一躍有名となったコメディアン、レニー・ブルースの生涯の映画化です。売れなかった時代にショーで見かけたストリップ嬢との恋、そして結婚。世の中を徹底的に攻撃する独特のショーはやがて大衆に受けていくが、同時に妻との間に溝が出来たり、警察にマークされる立場になってしまう。それでもなお、人種偏見や政治、ユダヤ人である自らの生い立ちなど、偽善に満ちた世の中の全てをターゲットにしてこき下ろしていくレニーを演じたダスティン・ホフマンの鬼気迫る熱演に圧倒されっぱなしでした。愛し合っても互いを破滅させてしまう妻との結婚生活、自信を失って麻薬に依存するようになってしまったり、度重なる逮捕、そして裁判でボロボロになるまで疲れ果ててしまうレニーの生涯がモノクロで描かれています。臨場感のあるライブの風景や、元妻、マネージャー、母親が語るレニーの素顔、そしてレニーの才能が華々しく開花して燃え尽きるまでをドキュメンリーのような映像で追っています。自らのスタンスを決して変えないために、とことん追いつめられていくレニーの壮絶な生きざま、粗野で攻撃的だけに的確に病んだ世の中を言い当てる視点の鋭さに、本人を知らない私でも「すごい人だったんだ」と印象付けられました。

作品の詳細

作品名:レニー・ブルース
原作名:Lenny
監督:ボブ・フォッシー
脚本:ジュリアン・バリー
公開:アメリカ 1974年11月10日、日本 1975年10月25日
上映時間:111分
制作国:アメリカ
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