ドラマ

プリシラ

つき抜けるような青空の下、どこまでも続く砂漠をド派手な女装のゲイ達が行く。夢を、愛を、そして本当の自分を探して・・・

ストーリー:世代も生き方も違う3人のドラッグ・クイーン(女装のゲイ)。オーストラリアの砂漠の真ん中にあるリゾートでショウ出演をするために『プリシラ号』と命名されたバスで旅に出た。それぞれヘビーな問題を抱えた3人、毒舌の喧嘩が始まったり、遭難しそうになったりの大爆笑の珍道中。小さな町での偏見で、信じられないくらいひどい目に遭いながらボロボロになる彼等。でも決してめげることなく、3人は夢をひとつひとつ実現してゆく・・・。

出演:テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター、サラ・チャドウィック、マーク・ホルムズ、ジュリア・コルテス、ケン・ラドレイ、アラン・ダージン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  テレンス・スタンプがやはり良いのです

トランスジェンダーという言葉が無かった時代のニューハーフ、女装家、ゲイの人達が主人公のお話です。20年くらい前に見て、とても面白かったし印象に残っていたので購入。久しぶりに観た印象は『こんな話だったっけ!?』という感じでした。もっと、コミカルな物語だと思っていたけれどゲイの人達に塩を塗り込むような精神的ダメージな場面もありました。でも、やるせない部分がリアルだし、踏まれても雑草のように起き上がる主人公たちを応援してしまいます。ちょっと元気がない時に見ると励まされるような映画だと思いますので、仕事でがんばっている人にオススメです。男性にも女性にも共感する人物が誰か一人は見つかるような人物相関ですので、誰かにご自分を重ねて見てもいいかもしれない。

★★★★★ 意外な爽快感

見る前の印象と見たあとの印象がすごく変わった映画です。ゲイやホモに対して偏見がある方に見てほしい映画です。自分もそうでしたので。見始めはケバケバしい衣装に嫌悪感を持ちましたが見始めてしばらくたつと以外と嫌悪感が消えていました。そして見終わったあとの不思議な清々しさ。ストーリーも音楽も映像も良かったです。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』もよかったですがこれもオススメです。

★★★★★ 最高にカッコいいゲイ3人組

生きてると辛くて過酷なことが山ほどあるけれど、それでも世界は決して彼らを拒んでばかりじゃない。道は自分で切り拓け。どんな生き方だろうと、人からどんな風に見られようと、他人に迷惑さえかけなければ、自分の人生を楽しんだ者勝ち!そんな風に思える映画です。また特筆すべきは、映像の美しさと音楽の素晴らしさ。真っ暗な砂漠の真ん中で焚き火を前に躍り、そして夜が明けていくシーンは私が最も好きなシーンです。ゲイか否かに関係なく、人として生きていくうえで大切なものを教えてくれます。沢山笑って、沢山泣いてください。

★★★★☆ 全てを詰め込んで

「都会が私たちを守ってくれる」この言葉の深さを、最後まで観た人は思い知ることになるでしょう。若者・中年・熟年3代のドラッグ・クイーンが見せる冒険談は、世代論、都会論をも飲み込んで「赦す事」そして「赦されること」の本質を観ている者に問う。優雅って何???性って何???難しい事は判らなくても「地球の心臓」にハイヒールで登ってしまうその心意気を愛さずにはいられない。凹んだ時に観たいビタミンな映画。ぜひ!!!

★★★☆☆ かわいいおかまちゃんのロードムービー

どう見ても男ばりばりのおかまちゃん3人が、オーストラリアのアウトバックを大型バス1台で旅する映画。険しい大自然をバックに派手派手なおかま3人組がとてもミスマッチで映像的にも美しい。この映画を好きになった人でもしもオーストラリアに旅行に行くことがあったら、ぜひぜひ!この映画の撮影地「Cooper Pedy」という所に行くべきです!!!この地は他にもスターウォーズやマッドマックスの撮影地で、オパールの採れる穴ぼこだらけの砂漠のような所ですが、超オススメ!どっかの星にたどり着いた様な気分になれます。

作品の詳細

作品名:プリシラ
原作名:The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert
監督:ステファン・エリオット
脚本:ステファン・エリオット
公開:オーストラリア 1994年9月8日、日本 1995年8月19日
上映時間:108分
制作国:オーストラリア
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