恵まれていた22歳の青年は、なぜ独りアラスカを目指したのか・・・
1992年アメリカ最北部、アラスカの荒野でクリストファーという若者の死体が発見された。裕福な家庭に育った優等生の彼が、なぜ全てを捨てて旅立ち、2年間の放浪の果てにアラスカで最期を迎えたのか。ジャーナリストで登山家のジョン・クラカワーはこの出来事を綿密に取材し、ノンフィクション「荒野へ(原題:Into The Wild)」を発表、一躍ベストセラーとなった。この「荒野へ」に激しく心揺さぶられたショーン・ペンが10年近くをかけて映画化権を獲得。実力派のスタッフ&キャストが結集し、ついに本作「イントゥ・ザ・ワイルド」が完成した。理想と現実のギャップに悩み、全てを捨てて真実を追い求めた主人公の姿は、見る者すべてに衝撃を与える。旅の終わりに彼が知った“真実の幸福”とは・・・。
ストーリー:1990年夏、大学を優秀な成績で卒業したクリストファー・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)は、ハーバードのロースクールへの進学も決まり、将来を有望視された22歳の若者だった。ところがある日、周囲に何も告げることなく全てを捨て、彼は姿をくらました。これがクリスの“真実を探す”壮大な旅の始まりだった。最終目的地は、アラスカ。
出演:エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリン・キーナー、ヴィンス・ヴォーン、クリステン・スチュワート、ハル・ホルブルック、ブライアン・ディアカー、ザック・ガリフィアナキス
★★★★★ 若者だということ
一度でも若者らしかった人なら、マッカンドレスに共感する部分があると思う。既に若者と呼ばれなくなった人たちにも、熱みたいなものを思い出させてくれる映画。
★★★★★ 好き嫌いが分かれる映画
この映画が好きな人は今の生活に満足していない人でしょう。もうこんな生活やめてどこか遠くへ行きたいと思う人は現代人では少なくないはず。この映画が気に入らない人は今の生活に満足している人か平穏な生活を手放すことを理解できない人でしょう。ある意味堅実で自分の人生に自分で敷いたレールの上から動かない守りの人。この映画は確かに愚かしいとも言えますが、それが若者でそれが自然なんだと思います。家でじっとしている人には本当に意味で理解できるものでないところがなんとも映画ファン泣かせな作品です。自分の人生をどう思っているかを再確認する為にも是非一度見てもらいたい映画です。
作品の詳細
作品名:イントゥ・ザ・ワイルド |
原作名:Into the Wild |
監督:ショーン・ペン |
脚本:ショーン・ペン |
原作:ジョン・クラカワー『荒野へ』 |
公開:アメリカ 2007年9月21日、日本 2008年9月6日 |
上映時間:148分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:5600万ドル |
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