大学を卒業したが将来に対する不安にいらだつ若き主人公が、美人母娘の間で揺れる
ストーリー:大学を卒業し前途洋々のベンジャミン(ダスティン・ホフマン)。彼は、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人(アン・バンクロフト)と逢瀬を重ねることに。だが彼女の娘エレイン(キャサリン・ロス)が現れた事で、その関係は崩れていく。親の勧めで不承不承エレインと付き合うことになるベンジャミンは、彼女に惹かれていったのだ。一方、そんな若い2人に嫉妬するロビンソン夫人。やがて、彼女とベンジャミンの関係がエレインの知るところとなるのだが・・・。
出演:ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ、エリザベス・ウィルソン、ブライアン・エイヴリー、バック・ヘンリー、ウォルター・ブルック、ノーマン・フェル
★★★★★ ラストシーンはすごく良かった
ダスティン・ホフマンの初主演作品で大ヒットした本作を鑑賞し、たびたび見返すことができて嬉しい。有名なラストシーンは言うまでもないがそれに至る過程も素晴らしい。そして何よりサイモンアンドガーファンクルの奏でる儚げな音楽が作品に花を添えている。この作品は私の手元に生涯残り続ける作品であろう。
★★★★★ 憧れます、ミセスロビンソン
言わずと知れた名作。青春時代に誰でも思う思いをうまく表現した秀作だと思います。もし自分が若い時であれば間違いなくアン・バンクロフト演ずるミセスロビンソンに溺れてしまう。今見てもどきどきする。初めてのホテルでのデートの際のホテル受付でのやり取りや喫茶店でのオーダーなどのシーンは思わずうなずいてしまう。教会のラストシーンもエレンへの愛だけでなくミセスロビンソンからの呪縛を解くための叫びであり、はじめて彼女から逃げられた気持ちがバスの中の二人の微笑みだったに違いない。音楽、配役ともにすばらしい。
★★★★☆ 若さの勢いって・・・
花嫁を強奪するシーンばかりがクローズ・アップされるが、実は細かい所まで粋な演出がなされていて、心憎いばかりによくできた映画なのである。 大学出の秀才で堅物のベンジャミンが、人生の荒波に揉まれて右往左往する姿は文句のない可笑しさだし、例の行動の是非はともかくとして、若さのもつマグマのようなエネルギーというのがみごとに表現されていると思う。ダスティン・ホフマンの演技、監督の演出、共に「只者じゃない・・・」と思わされる傑作です。
作品の詳細
作品名:卒業 |
原作名:The Graduate |
監督:マイク・ニコルズ |
脚本:バック・ヘンリー |
公開:アメリカ 1967年12月21日、日本 1968年6月8日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
製作費:300万ドル |
興行収入:8500万ドル |
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