東洋の異国の地で巨悪の陰謀に巻き込まれた西洋人男性と中国人女性の闘いと愛を描いたサスペンス・ラブ・ストーリー
ストーリー:米中間初の衛星放送の契約のため北京を訪れた米国人ジャック(リチャード・ギア)。クラブ歌手リンと一夜を過ごすが、翌朝、彼女は何者かに殺されており、ジャックは犯人として警察に拘留される。言葉も通じず、米大使とも連絡がつかないまま始まった裁判の席上、法定弁護人の女性ユーリン(バイ・リン)は、いきなりジャックの罪を認める。中国では死刑を逃れるには罪を認めるしかないという。それでもジャックは、自身の身の潔白を証明するために戦う決意を固める・・・。
出演:リチャード・ギア、バイ・リン、バイロン・マン、ジェームズ・ホン、ジェシー・メン、ツァイ・チン、ロバート・スタントン、ブラッドリー・ウィットフォード、ツィ・マー、ピーター・ドゥナット
★★★★★ 素晴らしい
退屈なシーンなど一つもないエンターテインメント作品。中国の法廷事情というテーマもとても興味を引く。脚本も素晴らしい。見て損はない映画。この映画を見ればバイ・リンを好きになってしまうと思います。
★★★★★ 起承転結の各パートが魅せてくれます
色男といわれるリチャード・ギアから完全に色男ぶりを排除した作品が『運命の女』なら、この作品は色男ぶりを残しながらもシリアスな役柄もこなすという彼の魅力をアピールした作品といえるでしょう。作品の舞台となった中国は、司法権力や政治権力が事実をねじ曲げてしまうという設定なのですが、これが現在の姿だとしたら怖いですね。内容的には「人を信頼する」ことの素晴らしさを教えてくれる作品で、勧善懲悪、私の好きな作品の一つとなりました。
★★★★☆ リアルな怖さ
民主化されていないといわれる中国で、身に覚えのない殺人事件の容疑者にされ、言葉のほとんど通じない法廷に立たされてしまうリチャード・ギア扮するアメリカ人の主人公と、彼を助ける立場になる中国人女性弁護士の姿を描くサスペンスドラマです。主人公が容疑者にされるそもそものきっかけが、ビジネスマン役のギアへのハニー・トラップだし、自分もこうなったら…とリアルに怖くなるドラマでした。舞台は法廷ですが、陪審員もいませんし、いわゆる法廷物とは少し違うドラマですが、ギアとバイ・リン扮する凛として美しい女性弁護士が徐々に心を通じ合わせながら、事件の謎を解いていくというストーリーは、とても面白かったし、最後のシーンは感動しました。大作とは言えない地味な作品ですが、良作だと思います。
作品の詳細
作品名:北京のふたり |
原作名:Red Corner |
監督:ジョン・アヴネット |
脚本:ロバート・キング |
公開:アメリカ 1997年10月31日、日本 1998年10月10日 |
上映時間:122分 |
制作国:アメリカ |
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