日米オールスターキャストで贈るアクション・サスペンス巨編が最強になって蘇る!!
ストーリー:ニューヨーク市警の刑事ニック(マイケル・ダグラス)と相棒チャーリー(アンディ・ガルシア)は、レストランで日本のやくざ、佐藤(松田優作)が別の日本人を殺す場面に遭遇。佐藤を逮捕した2人は日本の大阪府警に佐藤を引き渡す任務で訪日するが、引き渡し直前に佐藤を彼の部下に奪われてしまう。ニックたちは大阪の街で、お目付け役の松本警部補(高倉健)と行動をともにすることに。やがて佐藤がニューヨークで手に入れた偽ドル札の原版を使い、大物やくざ菅井(若山富三郎)を脅そうとしていると分かるが・・・。
出演:マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、ケイト・キャプショー、ジョン・スペンサー、高倉健、松田優作、神山繁、ガッツ石松、内田裕也、國村隼、若山富三郎
★★★★★ なんといっても松田優作
冒頭の有名なシーン、「あ?」には何度観ても痺れます。そこが観たくてリピートしてしまう。
★★★★★ 日米合作の傑作
今は亡き、高倉健、松田優作。30年以上たって今なお、演技を超えた演技と、その存在の大きさに驚かされる。こう言っては申し訳ないが、マイケル・ダグラスに代わる俳優はいるかもしれないが、日本人でこの二人に代わる役者はこれから先も出ないのではないか。善と悪、正義と闇。明暗が織りなすストーリー展開が見事。題材が重いわりに、シンプルでわかりやすい。ラストの明快さが、アメリカ映画らしくもあり、勧善懲悪好きな日本映画らしくもあり、また、1980年代らしくもある。いろんな意味で、日米合作の傑作かと思う。
★★★★☆ 色んな点で良作
麻薬の売人を逮捕した際に売上金をくすねることを悪と思わないNY市警のニックと堅物で規律を重んじる大阪府警の松本の友情、仁義や忠義心を重んじるヤクザの親分菅井とかつては菅井の子分だったアウトロー佐藤との対立。当時の日米の社会背景と、登場人物の人間関係を複雑に織り込んだ作品となっています。日本側の出演者のなかで松田優作の演技がとりわけ光っています。セリフは多くありませんが、仕草や表情で佐藤の狂気が十二分に表現されています。ガンに侵されていたのを知りつつ、治療よりも映画出演を優先した彼だからできた唯一無二の演技だったのかもしれません。また舞台は大阪ですが、今みると大阪も変わったなあ、と感じます。阪急梅田のコンコースは前の感じがとても好きだったので、こうして映画に使われているのを観ると嬉しくなりました。
作品の詳細
作品名:ブラック・レイン |
原作名:Black Rain |
監督:リドリー・スコット |
脚本:クレイグ・ボロティン、ウォーレン・ルイス |
公開:アメリカ 1989年9月22日、日本 1989年10月7日 |
上映時間:125分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3000万ドル |
興行収入:1億3400万ドル |
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