ドラマ

庭から昇ったロケット雲

夢を失ったら何も残らない

これは途方もない宇宙への夢を追い続けた男の物語

ストーリー:かつて宇宙飛行士だったチャーリー・ファーマー(ビリー・ボブ・ソーントン)は実家の農場を継ぐことになり、彼の宇宙への夢は挫折したかに見えた。しかし彼はあきらめてはいなかった。自分が作ったロケットで自分の農場から宇宙へ行くことを誓ったのだ。彼を支えるのは妻のオーディ(ヴァージニア・マドセン)と3人の子どもたち。家族と共に全てを投げ打って着々と宇宙飛行の準備をしていたが、FBIやCIAに危険人物として目を付けられ、マスコミが殺到し、世間の注目を集めることとなってしまう。様々な困難と挫折を乗り越えて、ファーマーは追い続けた自分の夢のために、愛する家族のために、本当に宇宙に行くことができるのか?

出演:ビリー・ボブ・ソーントン、ヴァージニア・マドセン、マックス・シエリオット、ジャスパー・ポーリッシュ、ローガン・ポーリッシュ、ブルース・ダーン、マーク・ポーリッシュ、ジョン・グリース、ティム・ブレイク・ネルソン、J・K・シモンズ、ブルース・ウィリス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 家族とは・・・父親とは・・・

自宅の庭から宇宙ロケットを飛ばそうとする元宇宙飛行訓練生の父親。子供たちに学校を休学させ、チームを編成。途中までは荒唐無稽な自分の夢に家族を巻き込んでなんと我が儘、自己中な父親、と思ってみていたが、最初の打ち上げに失敗した後に主人公が夢を諦めようとしたとき、妻が子供たちをがっかりさせないでと励ます姿を見て、もし主人公が夢を諦めたらこの家族はどうなっていくのか、夢に向かって困難と闘っていく父親というリーダーがいてこそ、家族というチームが機能していくのだろうと、いつのまにか自分が家族と同じ応援する側に回っていることに気づいた。アメリカらしい父親と家族のファンタジー映画。長男と二人の娘たちが自然でかわいい。ブラッドベリの短編だったように記憶しているが、庭にスクラップの宇宙船を組み立て、実際には庭から1cmも動かないが、内部には映像装置を取り付けて子供たちを一度限りの宇宙の旅に連れて行く父親の話を思い出した。やはり、経済的には家族を困らせるが、最後には子供たちは父親の宇宙船に乗り、本当に宇宙に行ったように満足し、妻も夫の夢を肯定する話があった。

★★★★☆ この映画の価値は

家族です。理想的な!?宇宙船の話なんて、どうでもいいんです。事実個人が宇宙に行くなんて、資金的に技術的に無理なんですから。だから、これはおとぎ話です。いい意味で個性派?のソーントン、ウィリスも存在感なく淡々と流れていきます。そんなことより家族の大切さ、暖かさを見つける映画です。ヴァージニア・マドセンのすばらしい母として女性としての魅力小さい娘たちのかわいらしさ。長男との絆。そんな家族の風景がまさに映像として見ている人の心を和ませてくれます。ど田舎の風景もいい。都会に疲れたらそんな家族と美しい田舎の風景を見た後、数時間は心が温まるかもです。

★★★☆☆ いつの間にか、成功を祈っている自分に気づく

導入の夕焼け雲の景色がとても美しく、印象に残る。主人公は妻子(五人家族)あるアメリカ人男性で農場経営者。宇宙へ行く夢をあきらめ切れず、有人ロケットを全て独力(資金,技術,製作)で、本気で打上げようとする。コメディではないから、劇的な展開は期待できず、金銭的に破綻し、アメリカ政府も打上げを認めず、理解のある妻も不安そう。しかし、宇宙レベルでものを考えるからか、この主人公だけは成功を疑わない。完全に宇宙に魅せられている。しかも、大事故を起こし、生きているのが不思議なのに、全く恐怖感を示さない。この映画を観ながら、常識的にやってはいけないことだし、できる訳ないと頭で理解はしているが、成功を祈っている自分に気づく。判官びいきだろうか?。常識にしばられていることへの反感からか?自分でも不思議に感じた。

作品の詳細

作品名:庭から昇ったロケット雲
原作名:The Astronaut Farmer
監督:マイケル・ポーリッシュ
脚本:マーク・ポーリッシュ
公開:アメリカ 2007年2月23日、日本 2008年7月5日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
製作費:1300万ドル
興行収入:1100万ドル
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