ラブ・コメディ

月の輝く夜に

人の心を狂わせるという満月の夜に起こったイタリア人一家の出来事をユーモラスに描く

ストーリー:7年前に30歳で未亡人となったロレッタ(シェール)は、今も独身を通していた。そんなある日、友人のジョニー(ダニー・アイエロ)から結婚を申し込まれる。快く受け入れたロレッタ。だが、両親は祝福してくれない。そんな折、彼女はジョニーの代わりに、絶交していた彼の弟ロニー(ニコラス・ケイジ)の元に出向き、式に出席してほしいという伝言を伝える・・・。

出演:シェール、ニコラス・ケイジ、ヴィンセント・ガーディニア、オリンピア・デュカキス、ダニー・アイエロ、ジュリー・ボヴァッソ、ジョン・マホーニー、アニタ・ジレット、ジョー・グリファシ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ニコラス・ケイジは恋愛ものが良い

粗野な男だと思ったら、オペラが好き。毛むくじゃらの汗だくで仕事してたと思ったら、デートではタキシード。ややこしいすれ違いやシリアスな展開はありません。葛藤やケンカはあれど、惹かれ合う気持ちは止められません。サクサクとした展開は気持ちが良いです。女性のロマンがたくさん詰まったラブストーリーです。

★★★★★ 満月の夜は、ムラッと何かが起こるのだ、イタリアンは。

とにかく、出演者も音楽もとってもイタリアーンな映画。人生は愛と食欲と音楽、それだけあれば後はなーんにもいらない。というキッパリしたイタリア気質まる出し。ビックリ顔のシェールも、まだ髪の毛フサフサのN・ケイジも良いけど、マフィア役なんかやらせると怖い顔するダニー・アイエロが、とってもお人好しなイタリアンを好演していて必見。
愛と人生に愁いを感じたらこの映画が、人生には、愛と食欲と音楽だけあればイイんだよと、片道一車線抜け道無し!の道筋を、明快に示してくれます。

★★★★☆ 成熟したロマンス

ニコラス・ケイジがまだ若くてセクシーだった頃、そしてシェールがまだ人間らしさを残していた頃、素敵な恋愛映画がありました。結婚を間近に婚約者の弟と恋に落ちてしまうヒロイン。ぎょっとするようなストーリーだが、毒もロマンスもユーモアと家族具合で上手い具合に料理されて、あり得ないはずがなんだかありそうな話に仕上がっている。際どい展開なんだけど、下品な感じはしない。妙に説得力があるから不思議。シェールの台詞が印象的。『人は誰もが人生の破壊を経験して、自分の身を守ろうとする』そう言いつつも、婚約者の弟から離れられないのだけど、故に恋は盲目なのです。人生の苦さを前提にした上でのロマンス。これこそ大人の映画です。

作品の詳細

作品名:月の輝く夜に
原作名:Moonstruck
監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:ジョン・パトリック・シャンリィ
公開:アメリカ 1987年12月16日、日本 1988年3月26日
上映時間:102分
制作国:アメリカ
製作費:1500万ドル
興行収入:8000万ドル
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