ドラマ

チェイス・ザ・ドリーム

いざ、戦いの舞台へ・・・

レーサーの夢を追う男たちの再出発を描いたヒューマンドラマ

ストーリー:代々トウモロコシ農場を所有するヘンリー(デニス・クエイド)。彼は事業を拡大したいと思っていたが、跡継ぎとして期待していた長男グラントは、なかなか家に帰ってこず、次男ディーン(ザック・エフロン)は、プロレーサーになる夢を追いかけ、家業に興味がない。ヘンリーは、跡継ぎに悩みながらもディーンのレースを応援していたが、大切な試合でディーンは失速しヤケを起こしてしまう。さらに、ヘンリーの農場に調査が入り、ある事実が発覚し・・・。

出演:デニス・クエイド、ザック・エフロン、キム・ディケンズ、ヘザー・グラハム、マイカ・モンロー、クランシー・ブラウン、チェルシー・ロス、マイカ・モンロー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ アメリカ農村のリアル

あんまり評判が悪いから、かえって興味を惹かれて観てみたら、そんなに不出来な映画ではなかった。主人公の農夫は、世界中の同業者の多くがそうであるように、多少強欲で因習的で無神経だが、根は悪い人間ではない。汚い手を使っても農地の拡大に邁進する一方、家族を深く愛している。そんな彼も、アメリカ農業を支配する巨大種苗会社には歯が立たない。人の心を踏みにじるような父親に息子は反発しているが、そうかといって息子の方もまったくの正義漢というわけではない。自分の犯した罪を父になすりつけて平然としている。家業で不正を働き、息子の犯罪の隠滅に手を貸したものの、根が小心者の父親は良心の呵責に悩まされる。演じるデニス・クエイドが、土に生きる男の粗さ厚かましさと繊細な人間心理の揺らぎを余すところなく表現してベテランらしい至芸を見せる。共犯者の心やすさで「ありがとう」とささやく息子に一瞬浮かべる嫌悪の表情の、なんと見事なこと。ドラマは解決を見ることなく、主人公の悩みを深くしたまま終わる。この辺りが不評を買った主因だろうか。地味な映画だが、人間社会にあり得る一面を確実に描き出した佳作だ。アイドルスターでありながら、人好きのしない役を敢えて引き受けたザック・エフロンにも拍手を送りたい。

作品の詳細

作品名:チェイス・ザ・ドリーム
原作名:At Any Price
監督:ラミン・バーラニ
脚本:ラミン・バーラニ
公開:アメリカ 2013年4月24日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
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