異星人を名乗る奇妙な男と精神科医の交流をSFタッチで描く
ストーリー:ニューヨークの駅構内。不審な行動を見咎められ警察に連行される謎の男プロート(ケヴィン・スペイシー)。彼は自らを遥か1,000光年彼方のK-PAX星からやって来た異星人だと名乗り精神病院に送られる。プロートの治療に当たるのは精神科のパウエル医師(ジェフ・ブリッジス)。初めのうちは単なる妄想か虚言と高を括っていたパウエルだったが、その落ち着き払った言動や理路整然とした説明にかすかな疑問を抱き始める。さらに、プロートの存在は他の患者たちにも強い影響を与え、パウエルが治せずにいる患者たちがみるみる回復していく。果たしてプロートは単なる精神異常なのか、それとも本当に異星人なのか?
出演:ケヴィン・スペイシー、ジェフ・ブリッジス、メアリー・マコーマック、アルフレ・ウッダード、デヴィッド・パトリック・ケリー、ソール・ウィリアムズ、ピーター・ゲレッティ、セリア・ウェストン、トレーシー・ヴィラール
★★★★★ 時間を無駄にしません
どうしたらこのようなストーリーが思いつくのか、素晴らしい映画を見るたびに驚かされます。若干内容が深すぎてラストシーンのまとめが難しくなった感はありますが、それ以外はとてもよくできています。心を癒したい方には見て損のない映画です。
★★★★★ 世にも奇妙な物語
この作品が自分の中で妙に印象的な作品として焼き付いてしまったのは、ジェフ・ブリッジスが大変貫禄がある精神科医役をやっていたからだろう。丁度その時期は私にとってのジェフはビッグ・リボウスキのジェフリーだった。余りに正反対すぎるキャラクターのギャップであろうか。とにかくその俳優という仕事の面白さを改めて実感させてもらえました。ここまで対比あるキャラを見ると何か笑えます。元々この作品内容も奇妙な出会いと体験がストーリーとして需要な部分になっています。その内容とキャラのギャップの余韻が変にマッチして没入感が更に増して入り込めてしまいました。この様な楽しみ方は特殊かもしれませんが。この作品の答えは一応それぞれの解釈に委ねられるかと思いますが、でもあそこまで描写させておいてただの奇人というのも何だかと思える。難しい落とし所で終わらせた小憎い作品です。音楽もまたいい。サントラも欲しくなります。
作品の詳細
作品名:光の旅人 K-PAX |
原作名:K-PAX |
監督:イアン・ソフトリー |
脚本:チャールズ・リーヴィット |
公開:アメリカ 2001年10月26日、日本 2002年4月13日 |
上映時間:120分 |
制作国:アメリカ |
製作費:6800万ドル |
興行収入:6500万ドル |
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