スリラー

JFK

オリバー・ストーン監督が20世紀最大の謎“ケネディ暗殺”に迫った傑作サスペンス

この作品を真実を探求する若者にささげる。エンドクレジットに観客へのメッセージが出てくるが、アメリカ現代史の深層と真相を描いた作品が多いオリバー・ストーン監督は、実在の元検事ジム・ギヤリソンの著書「JFK/ケネディ暗殺犯を追え」とジム・マースの「クロスファイヤー」を土台にケネディ暗殺事件の謎の核心へ肉迫する。描かれているのは一つの推論だが、リアルな台詞と大量のドキュメント・フィルムを駆使して、オリバー・ストーンは多面的かつ多角的に推論を立証していく。

ストーリー:1963年、11月22日。テキサス州ダラスで第35代大統領のジョン・F・ケネディが凶弾で暗殺され、アメリカ全土を震撼させた。それから2時間もしないうちに、暗殺はオズワルド(ゲイリー・オールドマン)の単独犯行と発表されるが、そのオズワルドもやがて護送中に射殺される。ウォーレン委員会の一連の調査結果に疑問を抱いたニューオーリンズ州の地方検事ジム・ギャリソン(ケビン・コスナー)は、真相を解明すべく独自の調査を開始する。だが、謎は謎を呼ぶ。深く、重く、手ごわいパズルに挑むジム・ギャリソン。それはアメリカ合衆国との長い戦いの始まりであり、愛する家族との軋みの始まりでもあった。

出演:ケビン・コスナー、トミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・ベーコン、ローリー・メトカーフ、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ルーカー、ジェイ・O・サンダース、シシー・スペイセク、ジョー・ペシ、ドナルド・サザーランド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 傑作

昔、アメリカでこの映画を見て、様々な事に驚き、感動した映画です。 作者の、自分の国は自分たちで作っているのだという自負を、強烈に感じました。日本で生まれ育ったそれまでの私に、アメリカの力の源の一つを知らしめしてくれました。 以前からVHSでは持っていたのですが、今回新たにDVDで買い足しました。

★★★★★ 待望の日本語吹き替え版。

かなり古い作品です。VHFの時代には、日本語吹き替え版があったのですが、DVDになってから英語版しか作られませんでした。ベテランの声優陣による吹き替えで、迫力と緊迫感が倍増します。VHFの頃にも何度も見たのですが、Blu-rayを購入して繰り返し見ています。かなり長い作品なのに、少しも長く感じられません。一流の俳優と、名監督と、ベテラン声優陣によって100%以上の完璧さに仕上がっています。見たことのない人は、ぜひご覧になるとよいでしょう。日本やアメリカが、とても元気のよい時代に作られた映画で、時代とともに色あせることのない映画です。

★★★★★ 事件の回想シーンはスリリングで見応え満点!

20世紀最大のミステリーとも言うべき、ケネディ暗殺事件の謎に迫ったこの映画、ケビン・コスナー演じるギャリソン検事達が、疑惑と謎に満ちたこの大事件の真相に少しずつ近づく様子は見応え満点です。また、このタイプの映画は事前に多少の予備知識がないと分かりにくく、観ていて途中で退屈になりやすいですが、誰か観ても楽しめるようにドキュメンタリー・タッチではなく、主人公の視点を通して物語が展開していくサスペンス色の濃い作風で作られているので、最後まで中弛みすることなく楽しめます。そんなこの映画ですが、まず豪華な出演達の顔ぶれと各役者の演技力の凄さに圧倒されます。特に私的には、得体の知れない恐怖とも言える不安感に襲われ、混乱困惑するオズワルドを見事な演技力で演じた、先日、アカデミー賞主演男優賞を授賞したゲーリー・オールドマンと、裁判シーン終盤で見せる、観る者の胸を打つ弁論で実在のギャリソン検事を演じたケビン・コスナーの熱演が胸に熱く響きました。そして、何と言ってもラストの裁判シーンは圧巻で、事件当日の実写と再現ドラマを盛り込んだ回想シーンは、スリリングで見応え満点!思わず画面に目が釘付けになります!また、ケビン・コスナーが仮説を立証するため数々の証拠を基に、時に烈火の如く激しく、時に人の善の心に静かに訴えるかのように熱弁する様子は、ヒジョーに見応えがあります。特に裁判終盤でのケビン・コスナーの熱演ぶりは鬼気迫る迫力があり、声をかすかに震わせながら涙声で熱弁するシーンは迫力満点!観ていて胸に熱く、心に深く響きます。というわけで、実在のニューオーリンズのジム・ギャリソン元地方検事の著書『JFK/ケネディ暗殺犯を追え』と、ジム・マース著『クロスファイア』を基に、20世紀最大のミステリーとも言うべきケネディ暗殺の謎に迫った、オリバー・ストーン監督渾身の力作と共に、ケビン・コスナー、ゲーリー・オールドマン、2大名優の熱演を存分に楽しめる映画だと思います。是非とも、事件当日の回想シーンのご鑑賞を!

★★★★☆ 渾身の映画

ケネディ暗殺といういまだに真相のはっきりしない事件の、その背後に何があるのか。長い映画で見る方も真剣に取り組まなければならないが、世界の人々に真実とは何かを訴えたい監督の渾身の情熱のようなものを感じた。アメリカに棲む怪物、国家に棲む怪物を描き出している。ケビンコスナーもまた役になりきっている。良い映画だ。

★★★★☆ 民主主義とは何か?

この作品から、ケネディー暗殺事件の真相を暴いていくと同時にアメリカの近年の歴史と民主主義について学ぶことが出来ました。オリバー・ストーン監督の秀作であると思います。キャスト陣も知らない俳優さんはほぼ出ていません。映像が多少乱れたり、色味が変わったりしてしまうところは残念なのですが、全体としては満足いくものでした。最後の最終弁論のシーンで、『真実を示す情報・証拠品は国民の財産、国民は知る権利がある』という台詞やリンカーンの言葉を引用するところは心が揺さぶられます。勇気をもらえる作品だと思います。

作品の詳細

作品名:JFK
原作名:JFK
監督:オリバー・ストーン
脚本:オリバー・ストーン
公開:アメリカ 1991年12月20日、日本 1992年3月21日
上映時間:189分
制作国:アメリカ
製作費:4000万ドル
興行収入:2億ドル
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