スカウトマン、娘1人、キャリア最後の旅に出る
ストーリー:大リーグ最高のスカウトのひとりとして何十年も敏腕をふるってきたガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、努力で補ってきたものの、そろそろ年齢による衰えをごまかしきれなくなってきている。それでも、バットに当たる音だけでどんな球かを言い当てられる彼は、そのキャリアを静かに閉じるつもりはまったくない。だが、そんな彼も自分の意志だけではどうにもならないことがある。アトランタ・ブレーブスのフロントが、彼の能力に疑問を抱き始めたのだ。全米でもっとも注目を集めている天才バッターが次のドラフトにかかってくるため、彼らはなおさら神経質になっている。苦しい立場に追い込まれたガスを助けられるかもしれない唯一の人物は、よりによって彼が決して助けを求めないであろう人物、娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。アトランタの有力法律事務所で雇われ弁護士として働く彼女は、そのやる気と野心によって事務所の共同経営者への昇格を目前にしている。ガスは妻を亡くしたとき、シングル・ファーザーとして子育てをする心構えができておらず、ミッキーにとって父はずっと遠い存在だった。大人になった今でさえ、ごくたまに一緒に過ごしても、野球がかかわるとガスは簡単に娘の存在を忘れてしまう。ミッキーは、父親にとって野球は初恋のような特別なものだと思っている。父のキャリアを救おうとすれば、自分自身のキャリアを危うくしかねない。だが、不本意ながらも、そしてガスの抵抗にもかかわらず、ミッキーは、スカウトのためにノース・カロライナまで行くというガスに付き添うことにする。そして、仕方なく何年かぶりに一緒に過ごすうちに、ふたりは、相手に関して新たな発見をし始め、それぞれの過去と現在に関して長く秘められてきた真実が明らかになっていく。それはふたりにとっての将来の可能性を変えるものかもしれないのだが・・・。
出演:クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、ロバート・パトリック、マシュー・リラード、ボブ・ガントン、ジョージ・ワイナー、 スコット・イーストウッド
★★★★★ 不覚にも泣けた。。。
三年前に父を失くした私には、ラスト間近での親娘のささやかな和解に涙を禁じ得なかった。この映画の中で、鈍く底光りしている希望。それはこそは “職能” の愚直な営みに外ならないのではないか。死ぬまで、動けるまで続けたいことが、あなたにはあるだろうか。私自身、あらためて気づかされ、考えさせられた。この作品に感謝の五つ星を。
★★★★★ おとうさんを大切にしたい。
イーストウッドの高齢になった時の、父親の姿と娘との距離感がジーンときました。何を演じても星5の魅力があります。「許されざる者」の父親役とまた違い、すべてに衰えを受け入れなくてはならない彼の姿に、もし、貴方に高齢になったおとうさんがおられるならば、娘が思う以上に、老いと戦っている父に、何をしてあげる事が、親孝行なのか、この映画からわかります。家族という特等席。高齢になった父の顔、背中、これからの苦悩を見てあげて下さい。
★★★★★ 批判レビューを参考にするな
作品のことをつまらないだの批判している人は見ている所が狭い。この映画には好きなことを突き詰めていくと主人公のようになれる、または主人公の娘のようにお金持ちになることや英才教育のようなものを受けるのが幸せではなく、父親のそばにいる事が幸せ(人生の特等席)であるということがわかります。人生の特等席の意味も知ろうともせずにストーリ性を馬鹿にしているようなレビューは参考にする必要ありません。私はとても感動出来ました。
★★★★☆ もうちょっと
原題は「 Trouble with the Curve」、直訳すると「カーブの問題」。原題とかけはなれた邦題ってよくあるけど、たしかに「カーブの問題」だと日本人にはうけないかな。カーブっていうのを投球のコースや人生の紆余曲折になぞらえてる。登場人物それぞれのカーブを同時進行的に俯瞰すると映画のよさがあらたに伝わるかも。しかしながら登場人物のもつエピソード、葛藤、そして性格が、とってつけたような感じがしてちょっと描写がものたりない。そんなときは・・・『グラントリノ』をみるのも、いいかも。そちらも主役はイーストウッド。
★★★★☆ イマドキ珍しい
イマドキ珍しいくらいキャラ設定が単純、かつわかりやすいストーリー。怒涛の如くすべてが大団円のラスト。なんだか掘り下げも深みもないなあ、と思いつつ一気に観てしまった。イーストウッドだから許されるし、たまにはこんなわかりやすい映画もいいんじゃない。
★★★☆☆ 配役がよい
親子の絆と人生の生き方をを示している作品。配役があっていてそれぞれの演技もなかなか良い。ストーリーはご都合そのものだがまあおもしろかった。
作品の詳細
作品名:人生の特等席 |
原作名:Trouble with the Curve |
監督:ロバート・ロレンツ |
脚本:ランディ・ブラウン |
公開:アメリカ 2012年9月21日、日本 2012年11月23日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ |
製作費:6000万ドル |
興行収入:4900万ドル |
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