現在は観光地となっているアルカトラズ島が刑務所であった時代を舞台に、爪切りやスプーンなどを使って主人公が密かに脱走計画を進める過程を、ドキュメンタリーさながらに映し出す
ストーリー:1960年、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島刑務所に、脱走の常習犯であるフランク・モーリス(クリント・イーストウッド)が護送されてくる。囚人の中でも札付きの悪人ばかりが集められているこの刑務所は、厳重な警戒体制と、氷のように冷たく、非常に早い潮流のために脱出は絶対不可能と言われていた。新入りのモーリスは早速所長から警告を受けるが、密かに脱走を企て始めるのだった・・・。
出演:クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン、ロバーツ・ブロッサム、ジャック・チボー、フレッド・ウォード、ポール・ベンジャミン、ラリー・ハンキン、ブルース・M・フィッシャー、フランク・ロンジオ、フレッド・スタスマン
★★★★★ 脱出モノ
間違いなく刑務所脱獄ものとしては最高傑作です。物語展開も無駄な物を省いてストイックならば、映像的にも最低限の説明でストイックなので余計なものに目が行ったり理解する必要が無く面白かったです。
★★★★☆ 正統派の脱獄映画
テーマは『脱獄』、これらを取り扱う名作映画は古くから多く存在するが、この作品も地味ではあるがそれらと肩を並べる傑作映画。ザ・ロックと呼ばれたアルカトラズ島刑務所が舞台で、脱獄に費やす日々をクリント・イーストウッドが好演している。監督業と俳優業の2足の草鞋を履いて、アクション俳優からのイメージ脱却を図るイーストウッドにとって、いいテーマだったのだろう。キャリアにおける過渡期の作品とみると、また別の側面からこの作品が楽しめる。実際に起きた事件をもとに作られているので刑務所の様子や独房の中、また寝ているようにごまかすために作ったマスクなど本物そのもの。アメリカにおける風俗の一部を垣間見ることができる作品でもある。(軍で余剰になった装備品が、刑務所に払い下げられた様子とか)こちらの作品でアルカトラズ刑務所に興味を持ったら、是非1995年作の『告発』も観て欲しい。この刑務所の内情を世に知らしめた事件をテーマとした社会派映画の傑作なので。
作品の詳細
作品名:アルカトラズからの脱出 |
原作名:Escape From Alcatraz |
監督:ドン・シーゲル |
脚本:リチャード・タークル |
公開:アメリカ 1979年6月22日、日本 1979年12月22日 |
上映時間:112分 |
制作国:アメリカ |
製作費:800万ドル |
興行収入:4300万ドル |
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