負傷した男性兵士の存在が女性だけの学院を愛憎渦巻く狂気の世界へと変えていく
ストーリー:南北戦争末期、南部の深い森の中にある女子学院では、女性だけで自給自足の生活を営んでいた。ある日、10歳のエミーが森の中で負傷した兵士を発見する。女たちは寄宿舎に彼を運び込んだものの、北軍の軍服を着ていることに困惑するが、男は献身的な介護を受けて徐々に回復する。しかしその若い男の存在により、女たちの欲望が渦巻始め、静かな園の女たちを狂気の世界へと導いてゆく・・・。
出演:クリント・イーストウッド、ジェラルディン・ペイジ、エリザベス・ハートマン、ジョー・アン・ハリス、パメリン・ファーディン、メエ・マーサー、チャーリー・ブリッグス、マット・クラーク、ジョージ・ダン、メロディ・トーマス
★★★★★ イーストウッド監督デビュー前夜。
イーストウッドが自ら脚本を監督のドン・シーゲルに持ち込んで実現した映画。自らこの脚本を選んで演じるという事に、彼の俳優としての自分の商品価値を冷静に判断する頭の良さと、変態的なナルシシズムが垣間見え、監督デビュー後の不気味で面白い作品群を撮れる理由がこの作品から伺えて非常に興味深いです。
★★★★☆ 若いクリントイーストウッドもなかなかいい
さすがに古さを感じますが、最後までわくわくしながら見ることができました。若いクリントイーストウッドもなかなかいいですね。それにしても、敵軍の兵士がいきなりこんなにもてるのもなんとなく違和感がありましたが、女の嫉妬の怖さがじわじわと伝わる映画でした。少女から熟女までそれぞれ違いはあるけど、それぞれちがった怖さが伝わります。最後に13歳の少女の嫉妬をクローズアップしたところが印象に残りました。南北戦争の時代背景もなんとなく伝わりとてもおもしろい映画でした。
作品の詳細
作品名:白い肌の異常な夜 |
原作名:The Beguiled |
監督:ドン・シーゲル |
脚本:ジョン・B・シェリー |
公開:アメリカ 1971年3月31日、日本 1971年12月4日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
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